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【続報】エプスティーン事件:上流階級の人脈を「収集」

エプスティーンのマンハッタンの豪邸には、ビル・ゲイツや、ラリー・サマーズ(クリントン政権時代の財務長官)、スティーブ・バノン(トランプの選挙参謀)など、実に様々な上流階級の人間や権力に近い人物が訪問していたとVanity Fairが報じた。Vanity Fairは、事情に詳しい人物を情報源として挙げ、「ジェフリ・エプスティーンは、人間を集めていた。それが、彼がやっていたことだ」というこの人物の証言を紹介している。

 

これまでに、エプスティーンの犯罪(現時点では容疑)に関係していると公的に名前が挙がっている人は、被害者側の弁護士デービッド・ボイズとバトルを繰り広げている有名弁護士のアラン・ダーショウィッツだ。4月に、ボイズ弁護士のクライアントであるジフレさんは、ダーショウィッツ弁護士が彼女を嘘つきと呼んだことを名誉毀損だとし彼を訴えた。(略)1週間半前に、FBIがエプスティーンを(ニューヨーク近郊の)ティーターボロ空港で逮捕してから数日後、ダーショウィッツ弁護士はテレビに出演したり知人や報道陣に電話をし、エプスティーンは無実であること、そしてジフレさんとボイズ弁護士を嘘つきと報じるよう触れ回っている。「私は全ての真実が明らかになることを望む!私は何も間違ったことはしていないため、何も恐れていない」とダーショウィッツ弁護士は7月15日の午後、私(事情に詳しい情報源の人物)に語った。

 

私は彼にコメントを求めるためにメールを送ったが、その数分後に彼から電話がかかってきた。彼は、エプスティーンとは1996年以来の友人であり、マーサズ・ヴィンヤード(高級リゾート地)のとあるパーティーで、リン・フォレスター・ドゥ・ロスチャイルドに初めて紹介されたと語った。「彼女(ロスチャイルド)が、彼(エプスティーン)に会ってみるよう懇願してきたのだ。彼女は、『とても頭がいい学者がいるの』と私に言った」。そのパーディーで初めて出会った数日後、エプスティーンはダーショウィッツを、オハイオ州ニュー・オルバニーにあるレス・ウェクスナー(ヴィクトリアズ・シークレットの親会社の社長)の大豪邸で開催されたウェクスナーの59歳の誕生日パーティーに招待した。「毎年、エプスティーンがその1年で新たに出会った人の中で最も頭の良い人物を招待するというのが、その誕生日パーティーの伝統になっていた。エプスティーンは、パーティーの主催者らに私がその最も頭脳明晰の人物として紹介してくれた」。二人はその後何年にもわたって親しい関係を続けた。ダーショウィッツ弁護士は、エプスティーンが組織していた未成年少女を使った売春行為には決して関わったことはないと否定し、エプスティーンとは自身の妻が同伴していた時にしか会ったことがないと主張している。「私は一度だけマッサージを受けたことがある。それはオルガという50歳のロシア人女性から受けたマッサージだ。そのとき私は半ズボンを履いていた。しかもマッサージは心地いいものではなかった。私はマッサージを好んで受けるタイプではない」と彼は私に語っている。Vanity Fair

 

一方、デービッド・ボイズ弁護士は、「エプスティーンは、彼が持っている首都ワシントンDCの政治家たちとのコネを自慢していた」と言う。

 

Vanity Fairが報じた内容によると、ワシントンDC界隈では次のような憶測が政治家たちの間で流れているという:

 

共和党の大物政治家たちの間でささやかれている説は、エプスティーンがモサド(イスラエルの諜報機関)のスパイだということだ。そしてもう一つの説は、ジョージ・W・ブッシュ政権時代に、ホワイトハウスが主導してアコスタ(当時の地方検事)に命令してエプスティーンを起訴しないようにしたということだ。これは、イギリス政府の代わりにアンドリュー王子を守るために行われたとささやかれている。

 

アンドリュー王子(左)とエプスティーン(右)

 

ボイズ弁護士は次のように語っている:

 

イギリス王室は、アンドリュー王子に対して起こされた(買春)疑惑を信用ならないガセネタだと印象付けるため、可能な限りできることを全て行なっている。我々が追加調査を行おうとした際、我々は行き止まりにぶつかった。我々はアンドリュー王子に聞き取り調査を行いたかったが、イギリス王室はことごとく非協力的だった。

 

エプスティーンはモサドの諜報員という説に加えて、イギリスのスパイ機関MI6も絡んでくる事態となっている。

 

エプスティーン事件Part 1」を読む。

エプスティーン事件Part 2」を読む。

エプスティーン事件Part 3」を読む。

エプスティーン事件Part 4」を読む。

エプスティーン事件Part 5」を読む。

エプスティーン事件:イスラエル元首相もお忍びで女性らと密会か」を読む。

Photo via Town and Country Mag

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