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グーグルが大統領選挙に介入か − 「トランプ再選を阻止している」エンジニアが内部告発

グーグルのシニア・ソフトウェア・エンジニアであるザック・ヴォーヒース氏は、グーグルのAIプラットフォームに政治的な偏見が組み込まれていること、そして同社がアルゴリズムを使ってその事実を隠蔽していると内部告発した。グーグルの幹部も意図せずその事実を認める発言を行なっている場面が動画で撮影されている。しかし、グーグルは内部告発に対してまだ声明を発表していない。大手メディアもこの内部告発が行われたこと自体、黙殺を続けている状況だ。

グーグルが実施している選挙介入活動の一部として、特定のキーワード、フレーズ、文脈をターゲットに、インターネット上にある特定のコンテンツをより多くのユーザに露出したり(逆にブラックリスト化したり)、それらコンテンツがユーザに与える印象を改編したり、巧みに操作しているという。

 

告発が真実であることを証明するため、ヴォーヒース氏はグーグルの内部文書950点以上を一般公開している。先々週の金曜、ヴォーヒース氏はこれら文書が記録されたラップトップを米司法省の独占禁止部門へ提出している。ヴォーヒース氏が公開した内部文書はここでダウンロードすることができる。

 

 

グーグルのサンダー・ピチャイCEOは、2018年12月に米下院司法委員会で行なった証言で、同社の検索エンジンは保守派に不利なバイアス(偏見)は持っていないと発言していた。ピチャイ氏は、同社のAIは特定の政治的意見にバイアスを持っていないため、保守派の人々に対して攻撃的ではないと説明した。

 

同氏はまた、委員会に出席していた連邦議員に対して、検索結果を決定するのは「関連性、鮮度、人気、他のユーザがどのように使っているか」だと語っている。ピチャイ氏はさらに、たとえグーグルのエンジニアが反共和党(反保守)であったとしても、処理が非常に複雑であるためAIを恣意的には操作できず、エンジニアが持つ偏見を反映するようアルゴリズムを訓練することは複雑すぎてできないとも語っていた。今回の内部告発により、ピチャイCEOが議会で証言した内容は虚偽だったということになる。

 

内部告発を行なったヴォーヒース氏は、次のように語っている

 

正直な意見を言うと、フリー・マーケット(自由市場)が機能すればこの問題を解決することができると思う。

 

問題なのは、フリー・マーケット自体が歪められていることだ。その歪みがあまりに醜く、裏の工作があまりに不快であるため、私たちは内部で起きていることを告発する必要がある。告発を聞いた人は、それが悪いことで偏見だと言うだろう。しかし、実際にグーグルが内部文書に書いている内容を見れば、それが、全体主義国家が行うようなことだというのがわかる。この(グーグルの)ような能力があれば全体主義国家ならできることとして、大学で教えるようなことだ。

 

あまりに不快であり、解決方法がどのようなものかは関係ない。彼ら(グーグル)が行なった巧みな工作活動に対して反応すること、そこから解決策が生まれる。

 

ヴォーヒース氏は、単に自分が過剰反応しているだけではないかと自問自答したという。

 

これら内部文書を見返すたびに、自分は間違ってないということに気がつく。文書はそれほど酷い内容だ。グーグル社内の言葉をアメリカの世間一般に公開することは、私がやらなければいけないことだ。私は自分が善良な人間だと言えるために。グーグルが構築しようとしている世界は、私、あなた、私たちの次の世代が住みたいと思うような場所ではない。

 

 

ヴォーヒース氏より先に、もう一人、グーグルのソフトウェア・エンジニアであるグレッグ・コッポラ氏も、グーグルが左派の意見を広めるために同社のアルゴリズムを操作していることを告発している。しかし彼はヴォーヒース氏が公開した内部文書のような「証拠」は持っていないと語っている。

 

コッポラ氏は次のように語っている:

 

私は10歳の時からコーディングを始め、博士号を持っている。グーグルではこれまで5年間勤務している。アルゴリズムがどのようなものか知っている。アルゴリズムは自らを自律的にコーディングしない。私たちソフトウェア・エンジニアがアルゴリズムを書き、私たちの要求通りにアルゴリズムが動くようにしている。

 

私が検索やグーグル・ニュースを見ると、そこで何が行われているかがわかる。

 

グーグルの幹部たちが連邦議会に行き、それ(グーグル検索)は政治的ではないと言うが、それは真実ではないと私は自信を持って言える。

 

 

司法省は、提出された内部文書についてコメントすることを拒否している。

 

 

アメリカの主要メディアや左派系議員らは、2年近くロシアゲート疑惑を大きく問題視し、ロシア政府による2016年米大統領選挙への介入があったと大騒ぎした。しかしグーグルが2020年の大統領選挙へ介入しているという内部告発のニュースについては、完全な沈黙を貫いている。全くのダブル・スタンダードだ。

 

コッポラ氏はツイッターで、主要メディアのニューヨークタイムズ紙などがヴォーヒース氏の内部告発を全く報じていないことを投稿している。アメリカの主要メディアは、全体主義国家の中国と変わらないほど、自分たちに都合の悪いニュースを報じないことが証明された格好だ。

 

 

 

*グーグルは、こうした自社に否定的な記事が検索結果の上位に表示されないように操作していることも報じられている。実際、この記事を検索結果から訪問している人数はゼロである。これは通常では起こらない。この記事を読み危機感を持った方々は、ツイッターなどのSNSで記事を拡散するよう強くお願いしたい。

 

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