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サウスウェスト航空のパイロットたちがボーイング社を批判:「詐欺・・・一般人搭乗客を危険にさらしている」

Dennis Muilenburg
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今日金曜、ボーイング社の株価が急落した。ボーイング社の機体が2度も墜落した原因とも言える、同社による無責任行為を示す証拠が次々と明るみになってきていることがその理由だ。

 

ボーイング社のテスト・パイロットの1人が、社内に送信したインスタント・メッセージの中で、MCASと呼ばれるフライト制御システムの一つが、コントローすることが困難であると不満を述べていた。NBC Newsが入手した複数のメッセージから明らかとなった。

 

「私が行なっているシミュレーションで、荒々しい動作が発生している。・・・私は操縦が苦手だが、しかしそれでもこれは実にひどい」と、ボーイング社の元チーフ・テクニカル・パイロットであるマーク・フォークナー氏は2016年に同僚に対して語った。文字起こしされた文書によると、彼はフライト・シミュレーターについて語っている。

 

彼の同僚は、この制御システムのディスクリプションを更新しなければいけないと返事した。

 

つまり、私は規制当局の人間たちに(知らずに)嘘をついたということか」とフォークナー氏は返事したと記録されている。フォークナー氏にコメントを求めたが、すぐに返事は得られなかった。

 

この報道を受けてサウスウェスト航空のパイロット組合が情報を発信し、マーク・フォークナー氏が現在、サウスウェスト航空のパイロットであることを認めた。さらにボーイング社は「詐欺」であり「一般の乗客を危険にさらしている」と発信し、同社が連邦航空局(FAA)に「間違った情報を与えて判断を誤らせた」と強く非難している。

 

ボーイング社の株価は、今日だけで6.79%下落した。

 

本日のボーイング社(BA)の株価

(最初の報道を受けて株価が大幅に下がり、その後サウスウェスト航空のパイロット組合による発表を受けて株価はさらに下落した。)

 

ボーイング社の株価の下落は、今日のダウ平均株価を大きく下げる原因にもなった。

 

2016年以降の社内のインスタント・メッセージ(これらメッセージはつい最近になってようやくFAAに提出された)では、事故を起こしたボーイング737 Max機の重要な安全システムについて、同社社員がFAAの判断を誤らせる情報を提供したことを示しているとロイター通信が報じたことを受けて、ボーイングの株は売り圧力が強まっている。

 

FAAの行政官は、なぜ最近になってようやく公開されるまで、737 Max機に関する「証拠文書」の公開が遅れたのかについてボーイング社に説明を求めている。CNBCによる報道では、ボーイング社はこれら社内メッセージを「数ヶ月前」に発見しており、規制当局であるFAAはこれら文書が「懸念事項である」と語っている。

 

「FAAは、ボーイング社がこれら文書が発見された時点ですぐに我々に提出しなかったことに失望している。FAAはどのようなアクションが必要となるかを決定するために、この情報を審査している」と同規制当局は語った。

 

さらに、同機体の認証手続きについて調査を行なっている連邦議員たちにもこれら社内文書は共有されているとFAAは語った。

 

ここ数週間にわたって、ボーイング社と規制当局であるFAAとの馴れ合い関係を暴露する報道が立て続けに行われている。そのため、ボーイング社は自社イメージ回復のために「ダメージ・コントロール」を行なっており、同社の会長兼CEOであったデニス・ミューレンバーグ氏(冒頭の写真)を同社の会長職から分離していた(ただしミューレンバーグ氏は依然としてCEO職およびCOO職には留まっている)こうすることで、投資家たちに対して事故を起こした同社の737 MAX 8機は来年初旬にも運行を再開するだろうと安心させるメッセージを発信していた。しかし別の737型機の複数の機体翼に亀裂が発見されたというニュースも報じられており、ボーイング社の頭上には何層にも暗雲が立ち込めている。

 

 

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