ジュリアーニ元NY市長「バイデンの息子は500万〜800万ドルを受け取りそのうち300万ドルを資金洗浄した」：私的会話がポケット・コールでNBCのレポーターに筒抜け -

スマートフォンをポケットに入れたまま、気が付かないうちに他人に電話をかけてしまった経験がある人は少なくないだろう。ニューヨーク市の元市長ジュリアーニ氏は、今月16日、まさに誤って「ポケット・コール」をしてしまった。しかも運が悪いことに、誤って電話をかけたのがその日、取材に応じていたテレビ局NBCのレポーターだった。

そのNBCのレポーターは、ジュリアーニ氏からかかってきた電話を受けず、留守番電話に回していた。そして残されていた３分間の音声メッセージを元に、本日10月25日、このNBCのレポーター、リッチ・シャピーロ氏がその内容について報道している。しかも残されていた音声メッセージもネット上に公開している。

今月、音声メッセージに残されていたジュリアーニ氏の会話は、弁護士である彼のクライアントについてのものだった。トルコ人ゴールド・トレーダーであるレザ・ザラブという人物が、イランからの資金を洗浄した罪でアメリカ政府から起訴されている件について、ジュリアーニ氏が彼のパートナーと議論している内容だった。

しかし興味深いのは、ジュリアーニ氏がNBCのレポーターに誤って「ポケット・コール」してしまったのは今回が初めてではないということだ。先月末の9月28日、ジュリアーニ氏は同じようにNBCのレポーターに誤って電話し、私的会話が３分間、レポーターの電話に音声メッセージとして残されていた。

しかもその時の会話が重要だ。現在、アメリカのメディアを賑わせているバイデン副大統領とその息子ハンターについて、まだメディアに公開されていない情報をジュリアーニ氏が語っていた。ジュリアーニ氏は、トランプ大統領の私的弁護士として雇われており、トランプ大統領の弾劾手続きのきっかけとなったウクライナ疑惑の調査を行なっている人物。このことについては、ここやここでも報じてきた。

以下は、9月28日に、ジュリアーニ氏がNBCのレポーターに誤って残した留守番電話メッセージの内容である：

ジュリアーニ：それはいつか起きると思う。守られた人たちの一人にでも触れると、彼らは発狂する。彼らは襲ってくる。

身元不明の話し相手：しかし真実はあなたたちの方にある。

ジュリアーニ：そのことは非常に説得力があることだ。公表していないことはまだまだ沢山ある。彼は同じことを中国でもやっていた。そして彼はカザフスタンとロシアでもそれをやろうとしていた。

これは悲しい状況だ。彼らがどのように（金を）手にしているか知っているか？バイデンは、上院議員になった時からずっと、彼の公職の立場を取引に利用し続けている。

彼が副大統領に就任した時、彼の子供は世界中を周り、「私を雇ってくれ。なぜなら私はジョー・バイデンの息子なのだから」と言い回ることに決めたのだ。ほとんどの人たちは彼を雇わなかった。なぜなら彼は麻薬問題があったからだ。

彼の息子は合計で500万ドル〜800万ドルを手にしている。そのうちの300万ドルは資金洗浄された。それは違法だ。

彼ら（訳者注：FBI）は捜査したくないのだ。なぜなら、彼は守られた存在だから。だからこそ、私たちは彼らを無理やりにでも捜査させなければいけない。そしてウクライナは彼について捜査している。彼らはそれを２度、妨害したが。大統領が・・・（聞き取れない単語）・・・こんなことを続けることはできない。これについて捜査しなければいけない。そして彼らはそれが2020年の大統領選挙に影響をもたらすだろうと言っている。

いや、それは・・・（３分間の留守電メッセージはここで終了。）（太字強調は訳者。）