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フェースブックがウクライナ疑惑の内部告発者の名前を言及する投稿を全て削除すると発表

フェースブックがウクライナ疑惑の内部告発者の名前を言及する投稿を全て削除すると発表

フェースブックは今週金曜、「ウクライナ疑惑」の内部告発者ではないかと報じられているエリック・シアラメラ氏(Eric Ciaramella)を名指ししているあらゆる投稿を削除すると発表した。

フェースブックは次のように声明を発表した:

我々は、内部告発者である可能性がある人物の名前について言及したいかなる投稿も削除します。彼らの名前が広くメディアで報じられるか、または公的人物たちによって議論の中で語られるようになれば、この判断については再検討する予定です。

現時点では、内部告発者であるとの「可能性」があるというだけで特定の人物を名指しする投稿を行うことは、同社が、「証人、情報提供者、または活動家の身元をさらす」コンテンツを禁止している「連携された危害(coordinating harm)」という利用規約に違反していると主張している。

ワシントンポスト紙が報じた内容によると、今週水曜、フェースブックはエリック・シアラメラを名指しした広告がフェースブック上に出稿され、何十万回もの閲覧数があったが、この広告を削除している。

そして水曜、ブライトバート・ニュースのアラム・ボーカリ記者は、エリック・シアラメラ氏について言及した同社の複数の投稿記事がフェースブックに削除されたと報じた

水曜夜、フェースブックは、内部告発者の正体がエリック・シアラメラだと報じたブライトバートの投稿を削除した。この事実は、他の権威あるニュース・メディアが既に報じているにもかかわらずだ。フェースブック上でこの記事をクリックしようと試みたフェースブック・ユーザには、「現在、このコンテンツは閲覧できません」というメッセージが表示されている。

明確に言うと、ブライトバートはこの内部告発者とされる人物の身元を「さらして」はいない。ただ、彼について関係ある追加情報を提供しただけだ。結局、彼は公的人物であり、米国家安全保障会議で勤務している。さらに、彼の名前は「モラー報告書(283ページ)」とビル・テイラー大使の証言でも言及されている。

ブライトバート・ニュースのフェースブック・ページの管理者たちには、水曜夜、ブライトバートのページが「非公開にされるリスクがある」という通知が届き始めたが、その理由については一切の詳細情報が提供されておらず、またどの投稿が問題ありと嫌疑がかけられているかについても詳細情報はない。―ブライトバート・ニュース

フェースブックの利用規約はともかく、実際の法律ではどのように規定されているかというと、内部告発者の名前をさらす行為は違法ではない。ただし、監察長官(IG: Inspector General)だけはその法律で例外となっている。

諜報コミュニティー内部告発者プログラム(intelligence community whistleblower program)の元事務局長で弁護士のダン・メイヤー氏は、「連邦法の下では、内部告発者の身元を包括的に保護するものはない。連邦議会はそうした(法律による)保護をこれまで提供していない」と語っている。つまり、フェースブックは「利用規約」を盾に言論統制を行っていると批判されても仕方がない状況である。

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