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BRICSはドル以外の通貨による決済制度を模索しているとロシア政府関係者が発言

BRICSはドル以外の通貨による決済制度を模索しているとロシア政府が発言

世界経済を分断し、覇権通貨の米ドルから脱却する動きが高まっている。新興5カ国として知られるBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)は、アメリカが開発したスイフト(SWIFT)海外送金ネットワークに挑戦する新たな国際決済システムを開発中であると、ロシア政府の関係者が語った。今週木曜、ロイターが報じた

 

アメリカによる対ロシア経済制裁が続く中、プーチン大統領は積極的にそのリスクを減らそうとしている。事実、過去数年間、ロシアによる脱・米ドル化が加速している。しかし米ドルへの依存度を低減しようと望んでいるのはロシアだけではない。全BRICS経済圏がそう望んでいる。

 

ロシア直接投資基金(Russian Direct Investment Fund)のトップであるキリル・ドミトリエフ氏は、「世界決済インフラの非市場リスクが高まっている」ことが、BRICSの各国にとって新たな国際決済システムを開発する後押しとなっていると語った。

 

「効率的なBRICS決済システムは、各国の通貨による支払いに希望を与え、我々の国々の間で持続的な決済や投資を確実なものにする。BRICSの間で行われる決済および投資金額は、世界における海外からの直接投資資金の20%以上を占めている」とドミトリエフ氏は語った。

 

ドミトリエフ氏は、米ドルを回避するもう一つの手段として、BRICSの加盟国は相互に決済を行うために新たな共通の仮想通貨についても議論していると語った。

 

過去数年にわたって、ロシアは海外取引を行うのに米ドルの利用を引き下げるための多大な努力を行ってきているとも同氏は語った。過去数年間で、ロシアが米ドル建てで行った海外取引の割合は92%から50%に下がっている。その一方で、ルーブルによる決済は3%から14%に上昇しているとも語った。

 

今週水曜、ロシア連邦財務省の副大臣ウラジミール・コリチェフ氏は、ロシアの政府系ファンドが米ドルを削減する予定であること、そして中国元を追加すべきか調査中であると語っているとロイターは報じている

 

先月、ロシア連邦経済開発大臣のマクシム・オレシュキン氏は、同国が米ドルからの脱却の道を継続し、ユーロおよびルーブルで石油の取引を開始することをファイナンシャル・タイムズ紙に語っている

 

ロシアは、米ドル覇権からの脱出を突き進んでおり、BRICSのその他加盟国もその後に続いているようだ。当然、こうした各国の動きに対して、アメリカ政府は手をこまねいて眺めているだけではないだろう。

 

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