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ジョージ・ソロス氏とウクライナによる「巨額の汚職スキーム」はアメリカ国務省が援助しているとジュリアーニ氏が語る

Glenn Beck

ニューヨーク市の元市長で現在はトランプ大統領の個人弁護士であるルーディ・ジュリアーニ氏がテレビ番組に出演し、彼がウクライナで行った「ロシアゲート疑惑」に関する調査結果について語った。ジュリアーニ氏は、ウクライナで富豪のジョージ・ソロス氏にとっての利益となるよう、アメリカの外交官たちが彼らの「巨額の汚職スキーム」を支援していると主張した。その中にはトランプ大統領に不利になる証拠を捏造することも含まれていたと主張している。保守系の政治コメンテーターでありテレビ・プロデューサーでもあるグレン・ベック氏の番組に電話で出演し語った。

 

ウクライナの反汚職局(Anti-Corruption Bureau: NABU)について、「反汚職局は矛盾している」とジュリアーニ氏はベック氏に語った。反汚職局(NABU)は、ジョー・バイデン副大統領(当時)がオバマ政権下でウクライナ担当となった際、その設立を支援したという経緯がある

 

【背景情報】

反汚職局(NABU)のアルテム・シトニック局長(Artem Sytnyk)は、ウクライナの前政権がトランプ陣営の元選対本部長であるポール・マナフォート氏に対して帳簿外の支払いを行なっていたことを記録した「ブラック帳簿」の中に、マナフォート氏の名前が記載されていたことをジャーナリストおよび政治家のセリー・レスチェンコ氏に暴露した。このことに関して、2018年12月、ウクライナの裁判所は、シトニック局長が「違法行為を行った」という判決を下している。しかし後に、シトニック局長とレスチェンコ氏に対する判決は、法律の細かい解釈の結果、覆されている。

 

グレン・ベック氏が設立したThe Blazeは、12月、シトニック局長が2016年のアメリカ大統領選挙でヒラリー・クリントン候補者が当選するよう自分が支援したことを自慢げに語っている録音音声を入手している。以下はそのことを自身の番組内で語るベック氏:

 

 

 

そして今週行われたテレビ対談で、ジュリアーニ氏は、ベック氏に対して次のように語っている:

 

彼ら(シトニック局長たち)は、(ウクライナの)検事総長から全ての汚職捜査案件を取り上げ、それを反汚職局(NABU)の管轄下に置いた。そして彼らはソロス氏に不利な全ての捜査案件を棄却し、逆にソロス氏の敵に関する捜査案件を立ち上げた。

 

 

ジョージ・ソロス氏のコネクション

 

ジュリアーニ氏はさらに次のように語っている:

 

最初に棄却された捜査案件の一つは、(ソロス氏の)NGOであるAntACが多額の資金を横領しているとされる案件だ。しかしそれだけではなく、AntACはウクライナ人が収集した共和党議員に関する醜聞を転送し、このアレクサンドラ・チャルパという女性やその他の民主党全国委員会で働く人たちへ転送していたとされる。(略)

 

(前任者のウクライナ検察官であるユーリ・)ルトセンコ氏がわざと棄却した最初の捜査案件は、米国大使の要請で行われた。

 

 

The Blazeは、ジュリアーニ氏へのインタビュー番組の内容を次のように報じている:

 

インタビューの中で、ジュリアーニ氏は、民主党がトランプ大統領に対して非難していることの土台を崩すことになる、ウクライナで行われた共謀について発見し、そのときの自身の反応を次のように説明した。

 

「神よありがとう!私は被告側弁護士が常に欲しいと思っているものを手に入れた。(大統領ではなく)他の誰かがこの罪を犯したと私は証明できる」とジュリアーニ氏は語った。

 

ジュリアーニ氏は、無罪を証明する証拠を見つけるためにウクライナまで行ったとベック氏へ語った。それが見つかれば、ロバート・モラー特別捜査官の捜査において自身のクライアントである大統領の無実を証明できる。

 

ジュリアーニ氏に(ウクライナ疑惑の)内部通報者の正体について質問すると、この件については公で話すことができないと語った。また、彼が内部通報者の正体を知っているか否かについて表明することもできないと語った。

 

この共謀について、ウクライナの現職の検察官が数名、証言する意思があったにもかかわらず、アメリカの国務省がそれを阻止したともジュリアーニ氏は語った。ベック氏が尋ねると、ジュリアーニ氏は、彼らの名前についてベック氏にオフレコで教えると語った。

 

「この案件は、数百万ドルがかかわる巨額の汚職スキームであり、これはまったくもって茶番劇の裁判だ」とジュリアーニ氏は語った。

 

先月、上院司法委員会の議長であるリンゼイ・グラム議員(サウスカロライナ州選出・共和党)は、トランプの個人弁護士であるジュリアーニ氏に、ジョー・バイデン元副大統領とその息子ハンター・バイデン氏がウクライナで行ったとされる汚職疑惑について上院司法委員会で説明するよう招待している。ジュリアーニ氏は、その招待に応じるかまだ返事をしていない。

 

ジュリアーニ氏が電話で参加したベック氏との対談番組はここで視聴できる:

 

 

Screenshot via GlennTV’s YouTube channel

 

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