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ニューハンプシャー州の有権者が大統領予備選挙でバーニー・サンダースに投票した理由が痛烈:MSNBCが「バーニーを阻止しろというネガキャンをしているから」

ニューハンプシャー州の有権者が大統領予備選挙でバーニー・サンダースに投票した理由が痛烈:MSNBCが「バーニーを阻止しろというネガキャンをしているから」

Screenshot via Twitter

2020年アメリカ大統領選挙で民主党からの候補者を絞るための予備選挙が昨日、ニューハンプシャー州で行われた。この記事の執筆時点で87%の開票率であり、その結果バーニー・サンダース上院議員が25.7%の得票率で1位、そしてピート・ブティジェッジ元市長が24.4%の得票率で2位となっている。以下は上位4人の得票率。

(Screenshot via Google)

大統領に対する弾劾裁判やロシアゲート疑惑の報道を見ても明らかなように、アメリカ国内におけるほとんどの大手メディアは、民主党のプロパガンダ機関と化しており、反トランプの偏向報道を繰り広げている。これは日本と同じ状況だ。そのアメリカ民主党のプロパガンダ機関として特に有名な、ケーブル・ニュース局のMSNBCが、ニューハンプシャー州の有権者から生放送中にその偏向報道を批判される一幕があり話題となっている。

この生放送番組では、ニューハンプシャー州で行われた予備選挙の結果速報を伝えながら、スタジオに呼んだ同州の有権者たちに番組司会者が率直な意見をインタビューするというスタイルが取られていた。

スタジオに呼ばれた1人の女性は、民主党に有権者登録をしており(つまり共和党支持者でもトランプ支持者ではない)、バーニー・サンダース議員に投票したと番組司会者に語った。そして生放送中に次のように語った:

・・・私がバーニーに投票したのはMSNBCのせいなのです・・・前回(ヒラリー・クリントンと2人だけで指名選挙を争っていた前回の大統領選挙)の時から、彼が50%の票を失ったと言うのは(彼を)完全に小バカにしていると私は思う。なぜなら、今回は素晴らしい複数の候補者が乱立しているのだから。

この時点でMSNBCの司会者は眉をひそめていたが、この女性有権者は続けて次のように語った:

・・・MSNBCの複数の出演者たちからが『バーニーを阻止しろ』というような意味の皮肉を言うのを聞いて、私は怒りの感情がこみ上げてきました。だから私は『(逆に)OK、バーニーに私は1票を投じるわ』と決めました・・・

この生放送中の「珍事」に、スノーデン事件を最初に報じたジャーナリストとしても知られる、ガーディアン紙のグレン・グリーンウォルド氏もツイッターで反応している:

【訳】この方は、これまで存在した最も偉大なアメリカ人の1人だ。彼女の叡智を堪能しよう・・・

MSNBCがいかに民主党のプロパガンダ機関として偏向報道を行っているかについて、その例としてグレン・グリーンウォルド氏は続けて次のツイートを行っている:

【訳】感嘆する。これこそが、まさに見えすいた知識人が不誠実で薄っぺらなプロパガンダをMSNBCで報道している動画。先のツイートで言及した偉大なアメリカ人女性をバーニー・サンダースに投票するよう突き動かす元凶。

(このツイートで引用された動画の説明)「MSNBCはすでに偏向報道を始めている:「サンダースの選挙キャンペーンに関する報道は、今年これまでのところ、4年前と比べて彼が票田をどれほど失ったかについて」

民主党お抱えのプロパガンダ機関による偏向報道にもかかわらず、社会主義的政策を掲げるバーニー・サンダース議員の人気は、アイオワ州だけでなくニューハンプシャー州でも止めることができなかったようだ。

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