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中国CDC、80歳以上の致死率は14.8%、女性より男性のほうが致死率は高いと発表:新型コロナウィルスに関する最大規模の疫学調査データを公表

中国CDC、80歳以上の致死率は14.8%と発表。また女性より男性のほうが致死率は高いという結果:新型コロナウィルスに関する最大規模の調査データを公表

新型コロナウィルス(COVID-19) (Photo via Flickr)

BBCによると、中国衛生当局者は今週月曜、武漢ウィルス(COVID-19)の流行病が発生して以来最大規模となる4万4000人以上の感染者を対象とした疫学調査データを『中華流行病学雑誌(Chinese Journal of Epidemiology)』に発表した。

 

この調査により、中国疾病対策予防センター(CCDC)は、80%以上のケースにおいて症状は軽度であるが、すでに持病がある人や高齢者はリスクがあることを発見した。

 

また、同調査により、医療関係者が高リスクにさらされていることも改めて明らかになっている。今週火曜には、武漢にあるウチャン病院(Wuchang Hospital)の医院長、リュウ・ジンミン氏(51歳)が新型コロナウィルスにより亡くなった。この病院は、病気の発生源である武漢市内にある主要病院の一つ。これまでに亡くなった医療関係者の中で、最も高齢の犠牲者のうちの1人となった。

 

中国疾病対策予防センター(CCDC)が発表したこの調査報告書によると、湖北省の致死率は2.9%と、湖北省を除いた中国全土の平均0.4%と比べて高い結果となった。

 

この調査報告書によると、新型コロナウィルスによる全体の致死率は2.3%。季節性インフルエンザで推定されている平均0.1% よりも依然としてかなり高い。

 

調査対象となった中国全土における4万4672名の感染者のうち、80.9%は軽度(mild)、13.8%が深刻(severe)、そして4.7%が危機的(critical)な症状という分類分けが行われている。感染者のうちの死者数(致死率・死亡率)は上記の通りであるが、80歳以上になると致死率は15%近くまで上昇している。

 

 

さらに興味深いのは、男女によって致死率に差が生じていることだ。男性の方が致死率が高く2.8%、一方女性は1.7%という結果になっている。

 

また、持病の中でどういった病気の患者が高リスクであるかについても調査が行われており、最もリスクが高いのは心疾患、ついで糖尿病、慢性呼吸器疾患、高血圧症と続く。

 

また、同調査報告書では、これまでに合計3019名の医療従事者が感染しており、そのうち感染が確認できているのは1716名と報告している。2月11日に5名の医療関係者が死亡しており、この調査結果に含まれているのはこの日までのデータとなっている。

 

この調査報告書が対象にした感染者データは2月11日までであることには特別な注意を払う必要がある。というのも、2月13日、中国政府当局は感染者数の定義を変更しているためである。(それについてはここで報じた通り。

 

一方、世界保健機関(WHO)も、今週火曜、新型コロナウィルスに感染した人の5人に4人(80%)は軽度の症状しか発症しないことを確認したとガーディアン紙が報じている。ただし、WHOは各国の政治的影響を受けやすい機関であることが改めて露呈しており、この数字が政治的忖度のない科学的なものであるかは不明である。さらに、民族・種族(遺伝的性質)によって新型コロナウィルスの感染リスクは異なるという報道もあるため、WHOが発表した「5人に4人は軽度」というのが人種に関係なく全員にあてはまるとは思えず、WHOはもっと精緻で科学的なデータを発表する必要がある。

 

* * *

 

一方、ニューヨークタイムズ紙は、中国全土で都市封鎖が行われている状況を集計しており、住宅街や農村で何らかの人の移動の制限がかけられて生活している人々は、7億6000万人以上であることを確認したと報じている。これは中国の全人口の半分(そして地球上の全人口の10人に1人)に移動の制限がかけられていることを意味する驚異的な数字である。

 

一部の住宅地では身分証を提示して体温を測定するだけで移動が許されているが、農村などでは外部の人間が入ることを禁止しているところがある。またより移動の制限が厳しい場所では、1世帯のうちの1人だけしか一度に外出することを許されておらず、しかも数日に一度という頻度となっている。

 

武漢市の一部では非常に厳しい都市封鎖が行われており、住民は一切外出することが禁止されている地域もある。

 

【訳】武漢市の都市封鎖はますます厳しくなっている。現在、外出は一切認められていない。

 

さらに新疆の警察官であるジョウ・シュンシンという人物が、他の2名の同僚と市内を巡回中に突然倒れる映像が投稿されている。若く健康な人物が、突然死してしまう可能性があると中国国内の医者が指摘していることを思い起こさせる映像となっている。

 

【訳】新疆の警察官であるジョウ・シュンシンさんが、歩いている最中に突然倒れた。正式な発表では、彼は新型コロナウィルスの統制を行う最前線で「気絶した」だけと曖昧な内容となっている。彼は病院に搬送された。しかしなぜ彼が倒れたのか、そして彼の現在の容態について正式な発表では何も語られていない。

 

北京では、このような現状が中国全土に広がっているにもかかわらず、習近平がいまだに新型コロナウィルスによる経済への影響は軽微だと声高に発表しており、2020年の経済目標をいまだ達成することができると語っている。

 

【訳】コロナウィルスにもかかわらず2020年の経済目標をいまだ中国は達成できると語る習近平。中国統計局のライブ発表値を見てみよう。

 

 

 

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