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新型コロナウィルスの感染者の中で深刻な肺炎を引き起こしてしまった患者の致死率は61.5%:中国人科学者らが論文を発表

新型コロナウィルスの感染者の中で深刻な肺炎を引き起こしてしまった患者の致死率は61.5%:中国人科学者らが論文を発表

武漢を発生源とする新型コロナウィルスについて、その発生当初から中国人科学者たちは症例研究を進めデータを蓄積している。そして彼らはそのデータを世界と共有し始めている。

先週金曜、世界的な医学雑誌「ランセット」に掲載された最新の研究論文によると、新型コロナウィルス(武漢コロナウィルス)に感染して特に重症化しやすい患者群には、非常に高齢な人、非常に若年な人、そして持病を持っている人が含まれる。そして彼らは、SARSやMERSよりも新型コロナウィルス(COVID-19疾患症)により死亡する率が高いと結論づけている。

武漢ジン・インタン病院で治療を受けた52人の成人重体患者について行われた調査研究によると、入院して集中的な観察を必要とする患者の61.5%が死亡したという。

研究者たちは、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)が、脆弱な患者たちにとってはSARSやMERSよりも高い致死率をまねくと結論づけている。

SARS-CoVやMERS-CoVのように、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)はヒトに感染することができるコロナウィルスである。そしてこれらウィルスはすべて、重体患者における高い死亡率と関係している。しかし、我々の患者群において、新型コロナウィルス(SARS-CoV-2)に感染した患者における死亡率は、過去に観察されたSARSに感染した重体患者における死亡率よりも高い。カナダの13の病院でSARSに感染した重体患者38人のうち、29人(76%)の患者は人工呼吸器を必要とし、13人(43%)は28日以内に死亡、そして6人(16%)は人工呼吸器につながれたままとなった。そしてシンガポールではSARSに感染した重体患者45人のうち17人(38%)、香港では同54人のうち14人(26%)が28日以内に死亡したと報じられている。我々の患者群における死亡率は、MERSに感染した重体患者のそれよりも高そうである。サウジアラビアの2つの病院におけるMERS患者12人のうち、7人(58%)が90日以内に死亡した。我々の患者群においては追跡時間が90日より短いため、彼らの28日目以降の死亡率はMERS-CoVに感染した患者に見られるそれよりも高いだろうというのは自明のこととして仮定する。

この論文では、それぞれの患者の症状や、回復(もしくは死に至る)までの病状の変化を詳しく流れ図に表している。

論文はここで閲覧・ダウンロードできる:

448385523-s-2213260020300795 by bonafidr.com on Scribd

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