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「連銀は『無限に』現金を持っている。我々は電気的にそれを生み出す」:カシュカリ地区連銀総裁がテレビ・インタビューで発言した内容が物議を呼ぶ

「連銀は『無限に』現金を持っている。我々は電気的にそれを生み出す」:連銀のカシュカリ総裁がテレビ・インタビューで発言

カシュカリ地区連銀総裁(Screenshot via CBC)

今週、ニューヨーク株式市場が開かれる1時間半前の月曜午前8時、連銀(FRB)はこれまで経験したことのない「無期限の量的緩和(QE」を実施することを発表した。(英文の正式発表

この発表には、フリーズしてしまった社債市場の目詰まりを解消するため、債券をプライマリー市場とセカンダリー市場から買取ることが含まれている。金融市場は連銀による完全国有化の一歩手前まできてしまった。あと残された金融政策は、連銀による株式の買取りだけである。連銀は、米国債に加えて、政府機関(エージェンシー)保証モーゲージ担保証券(MBS)も無制限に購入する予定である。

この連銀による「なんでもあり」の金融政策が発表される数時間前、不動産業界の富豪であるトム・バラック氏(トランプの知人)が、借り手が債務不履行に陥る前に、銀行と政府がすぐさま行動に移さなければ、米国の商業用不動産担保市場は崩壊してしまう一歩手前にあり、それは経済崩壊という結果をまねく「ドミノ効果」の引き金を引く警鐘を鳴らしていた

* * *

そして先週日曜、ミネアポリス地区連銀のニール・カシュカリ総裁が報道番組『60ミニッツ』に出演た際に、翌月曜に発表される「無期限の量的緩和」を予感させる発言をしている。しかしその発言内容は物議をよんでいる。カシュカリ総裁は、連銀が未曾有の金融バブルを作り出した張本人であることも、今後、法定不換紙幣がハイパーインフレを起こし崩壊してしまうことも認めず、「連銀は無限に現金を持っている」と発言したためだ。世界と共に自滅するつもりのようだ。

司会者が「我々は景気後退局面にいるのでしょうか?」という質問をして番組は始まった。これに対し、カシュカリ総裁は次のように答えている:

現時点でその局面にいないとしても、まもなくそうなるでしょう。私の基本ケースのシナリオでは、我々は少なくとも9・11の後のような軽度の景気後退を経験するでしょう。最悪のケースでは、2008年の金融危機のような深刻な景気後退となるでしょう。今この時点ではどうなるか私たちはわかりません。・・・このウィルスがどのように進展するか、誰にもわからない。

カシュカリ総裁は、医療コミュニティーの準備不足をスケープゴートにするような発言をし、また史上最大の資産バブルを崩壊させてしまったのはウィルスのせいであると責任転嫁をする発言を行っている。

そして「現金(キャッシュ)」について話題が振られると、カシュカリ総裁は興味深い逸話を語った:

我々の地区にある銀行から私が聞いた話では、裕福な顧客が銀行支店を訪れ、「60万ドル(約6600万円)を現金で引き出したい」と言ってきたという。(リテール)銀行が顧客の不安に対応するために必要とする現金を全額、我々(連銀)は供給することができる。しかしこの逸話は経済全体を覆っている不安と不確実性について物語っている。

そしてリテール銀行が十分なキャッシュを準備しているかについて質問され、カシュカリ総裁は次のように答えている:

これは文字通り、中央銀行が存在している理由だ。我々は、最後の手段の先頭に立っている。これこそが、中央銀行の存在理由だ。もし全員が同時に恐怖を感じ、預け入れた資金を要求する場合を考えて、連銀が存在している。我々はこれらの要求に完全に応えるだろう。

次に、連銀は「文字通り現金を刷る」ことになるのかと質問を受けると、カシュカリ総裁は次のように回答している:

それは、文字通り連邦議会が我々に対して実施するよう命じていることだ。現金を刷り、金融システムに流動性を提供することこそ、彼らが私たちに与えた権限である。みなさんがATMから現金を引き出すことができるよう、財務省と共に、我々は現金を電気的に作り出し、また刷ることもできる。

そして司会者は「人々は、常に最も安全な投資先と考えられている米国債に背を向けている」と語り、債券市場に発生しているストレスについて質問をした。これに対してカシュカリ総裁は次のように答えている:

国債価格は、依然として歴史的に見て非常に高い状態にあることを忘れないでほしい。これら価格は、数週間前に比べるとそれほど高いわけではないというだけである。つまり、これらは依然として非常に安全な投資先として考えられている。しかしどこに発生するかわからないこのウィルスに対する恐怖心から、人々は「私は現金を保有したい」と考えるに至っている。

そして司会者は、「ここ1週間で連銀は金融システムに現金(流動性資金)を洪水のように投入していることについて、説明してもらえますか?」と質問すると、カシュカリ総裁はただ単に「Yes(わかった)」とだけ答えている。

司会者は次に「連銀がそうする(量的緩和を行う)のに期限はないのですね?」と質問すると、カシュカリ総裁は次のように答えている:

我々がそれを行う能力に終わりはない。我々にはまだまだ武器がある・・・みなさんのATMは安全だ。銀行も安全だ。連銀には無限の現金がある

このカシュカリ総裁のテレビ・インタビューに対して、ソーシャルメディア上では大きな物議を呼んでいる。

【訳】連銀のカシュカリがこれを本当に発言した:「連銀は金融システムを支援するための無限の現金がある!」この男の見解について私がどう考えているかを説明するのに、4文字の言葉では不十分だ。この男は、本当に連銀の人間なのだ。

その通り。そして彼らは、ワイマール共和国時代に無限の現金を暖炉で燃やした。なぜなら彼らはパンを焼くために木を木屑に変えたからだ。ニール(カシュカリ)は実態を把握していない愚か者のように聞こえる。

【訳】この男はパウウェル連銀議長のポジションを狙っているのだ。彼はそのポジションの面接を去年受けている。

壮大な悪夢だ。

【訳】連銀のカシュカリが、60ミニッツで、COVID-19の危機を食い止めるために、「無限の」現金を刷ることができると語った。

まもなく、1ロールのトイレットペーパーを買うために、何台分の手押し車いっぱいの現金が必要になるだろうか?

【訳】私がなぜゴールドを保有しているか説明すると、人々は私を嘲笑い小馬鹿にする。一方、この男は日曜夜、舞台の中央に立ち、プライム・タイムのCBSに出演した。

今週月曜、連銀が無期限の量的緩和に踏み切っても、無限にキャッシュを刷っても、株式市場は今日も下落が止まらずNYダウ、S&P 500、ナズダックの3指数ともにマイナスで取引を終えている。

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