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FBIの報告書で判明:生きたSARSとMERSウイルスを米国に持ち込もうとした華人科学者をアメリカの国境警備官が空港で身柄確保

FBIの報告書で判明:生きたSARSとMERSウイルスを米国に持ち込もうとした華人科学者をアメリカの国境警備官が空港で身柄拘束

Photo via Pixabay

武漢ウイルスはチャイナが研究所で人為的に製造したものか?という疑惑が払拭されない中、さらにその疑いを深める新事実が報じられた。FBIが公開した捜査報告書により、SARSとMERSウイルスが含まれていると考えられる小瓶を米国に持ち込もうとしていた一人の華人科学者が、米国の空港でアメリカの税関・国境警備官らにより身柄が確保されていたことが判明した。この捜査報告書を作成したのは、FBIの大量破壊兵器部(Weapons of Mass Destruction Directorate WMDD)の化学・生物諜報部門(Chemical and Biological Intelligence Unit )。米国のYahoo! Newsが先月3月30日に報じた

 

Yahoo! Newsの記事は次のように報じている:

 

チャイナの武漢で最初のコロナウイルス感染者が確認されるちょうど1年と少し前となる2018年11月末、デトロイト国際空港の税関・国境警備局(CBP)の警備官たちは、手荷物の中に「抗体」と記されたラベルのついた3本の小瓶を運んでいた一人の華人生物学者を制止した。

 

検査官が小瓶に記された説明書きや申告されたそれらの受取人について調べた結果、その小瓶の中身は生きたMERSおよびSARSウイルスである可能性があると判断するに至った。

 

報告書の中で名前が伏せられているこの科学者は、これら小瓶をアメリカの研究所に運ぶよう依頼されたと説明した。FBIの報告書は、その受取人の身元について明らかにしていない。

 

しかし、FBIは、この受取人および報告書の中で引用されているこれとは別の2件の事例が、警戒すべきパターンであると結論づけている」とYahoo! Newsは報じている。

 

このFBIの報告書には次のように記されている:

 

個人の機内持ち込み手荷物や預け入れ手荷物として、無申告の生体物質を米国に密輸しようとする外国人科学研究者たちは、ほぼ確実に米国にとってバイオセキュリティー上のリスクであるとFBIの大量破壊兵器部(WMDD)は評価している。

 

【訳】SARSウイルスとインフルエンザの標本と疑われるものが手荷物の中に見つかった:FBIの報告書はチャイナがもたらす「バイオセキュリティー上のリスク」について記している。

 

 

この報告書は、これが米国の国家機密や研究成果を盗むことを目的にしたチャイナの広範な計画の一部である可能性を疑う米軍の専門家たちのコメントを引用している。また、こうした生体物質を持ち込んだために逮捕された外国人たちは、その計画を知らずに共犯者に仕立てられている可能性があるとも米軍の専門家たちは語っている。いずれにしても、今回のケースは繰り返し行われている「警戒すべきパターン」となっている。

 

またより最近の事例として、同報告書は2019年9月に中国籍の人物がH1N1インフルエンザの標本をダラスで密輸しようとした別のケースについても詳細を記している。(以下はその時の標本が入れられた容器を写した写真。)

 

(Image via Yahoo! News)

 

致死性の高いこうしたウイルスが、それを密輸しようとする運び屋たちや手荷物を扱う空港の荷物係によって、誤って漏れてしまう可能性は十分ありえることである。

 

今回公表されたFBIの報告書の表紙(一部):

(Image via Yahoo! News)

 

FBIは、こうした生物学的研究はバイオテロなどに利用されることも可能であり、「(軍民両方の)デュアルユース」の側面について懸念を示している。

 

(Image via Yahoo! News)

 

このYahoo! Newsの記事では、こうしたバイオテロの可能性と、COVID-19(武漢ウイルス)とを直接関連づけて報じている。

 

その後COVID-19と判明する肺炎患者のクラスターが武漢で発生したことについて、WHOが連絡を受ける2ヶ月以上前に、この(FBIの)報告書は発表された。この報告書から、米国における科学研究にチャイナが関与していることについて、そもそもFBIは大きな懸念を抱いていることが見て取れる。この報告書は、外国人研究者と広く一般論で言及しているが、報告書の中で引用された3件の事例はすべて中国籍の人物が関与している。

 

このデトロイト国際空港で密輸入されそうになったMERS/SARSの標本のケースやその他のケースについて、FBIはバイオセキュリティーやバイオテロの懸念から、直接捜査を行ったと報告している。

 

今回発表された報告書について、FBIはコメントすることを拒否している。

 

 

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