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科学者たちがコロナウイルスに警戒すべき変異を発見:開発中のワクチンが効かない可能性を示す

科学者たちがコロナウイルスに警戒すべき変異を発見:開発中のワクチンが効かない可能性を示す

ホワイトハウスで記者団に語る国立アレルギー感染病研究所(NIAID)ディレクターのファウチ博士(中央)(Photo via White House)

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武漢ウイルス(正式名称:SARS-CoV-2)が世界に拡散し多くの人々に感染するに伴い、変異し進化するーーこうした可能性は科学者たちの頭を悩ませている。しかし、ホワイトハウスのコロナウイルス対策チームの主要メンバーで、国立アレルギー感染病研究所(NIAID)ディレクターであるファウチ博士は、この可能性について質問された際、危惧するようないかなる変異を示す証拠を科学者たちは全く発見していないと語っている

しかしこのウイルスが変異し次のインフルエンザの季節に再発生する可能性はゼロではなく、そうなった場合、ワクチン開発が振り出しに戻ってしまうことを疫学者たちは危惧している。

インフルエンザのように毎シーズン変異するウイルスに対しては、ワクチンがそれほど効果的な予防策にはならない。インフルエンザ・ワクチンを毎年受ける必要があるのはそのためだ。しかもワクチンを摂取しても株が異なるウイルスが流行すると、そのワクチンは効かない。

そして新たに発表された科学論文(武漢ウイルス関連の論文のほとんどがそうであるように、これも査読前の論文)は、インドで採取したウイルスの検体に変異が起きていることを特定したと発表した。この変異は、ワクチンの開発を行なっている研究者たちにとって深刻な問題を生む可能性があるとこの論文は指摘している。

SARS-CoV-2の変異の動態をモニタリングすることは、21の病原体を封じ込めるための効果的な手段を開発することにとって重要である。106個のSARS-CoV-2ウイルスおよび39個のSARSウイルスのゲノム配列を分析することで、我々は、22個のSARS-CoV-2がSARSよりもずっと低い変異率である直接的な遺伝学的証拠を提示した。最小進化系統解析(Minimum Evolution phylogeny analysis)により、SARS-CoV-2の推定オリジナル・ステータスと、初期段階のまん延履歴を明らかにした。しかしそれにもかかわらず、我々は受容体の結合能力をより脆弱なものにする変異を特定した。これは2020年1月27日にインドで採集されたSARS-CoV-2の検体が関わっている。このことは、重要なSARS-CoV-2の突然変異体について最初の報告となっており、そしてもしさらに多くの変異が確認されれば、現在行われているワクチン開発が、将来の疫病の蔓延に効果がなくなる可能性があることを示している

朗報なのは、この研究チームが、イタリアの研究チームがすでに発見していた「(武漢ウイルスはSARSよりも)ずっと変異率および遺伝的多様性が低い」という研究結果を再確認しているということだ。このことは、大きな変異が起きワクチンが無効化してしまう前に、(第1世代の)ワクチンを多くの人々に投与することができる可能性が高いことを意味している。

しかし今回発表された新たな発見により、ワクチン開発にとって重要な意味を持つのは、ウイルスの変異のスピードのみではなく、具体的にどのような性質の変異が起きるかということであることが示されている。

専門家たちは、ワクチンの開発に最大2年はかかると発言している。また、政府関係者たちの中には、ワクチンが大量生産されるまでは生活が以前のように戻る可能性は低いと発言する人たちもいる。今後ウイルスに起きる突然変異によっては、経済と生活を再開する計画を振り出しに戻すことになる可能性がある。大きく期待されているワクチン開発は、変異するウイルスとの「いたちごっこ」を繰り返すことになるかもしれない。

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