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チャイナ国営テレビ番組の司会者が、「COVID-19は研究所から漏洩した・・・米国の」と語る

チャイナ国営テレビ番組の司会者が、「COVID-19は研究所から漏洩した・・・米国の」と語る

Screenshot via YouTube

チャイナ国営テレビ局の番組司会者が、COVID-19ウイルス(武漢ウイルス)は、米国の研究所から漏洩したか、昨年10月に武漢で開かれたミリタリーワールドゲームズ(Military World Games)が行われた際にチャイナに持ち込まれたと語った。これを英国のMetroが報じた

Ms. Vという呼び名で知られる番組司会者は、チャイナの国営放送CGTNの『China View』という番組の中で、「チャイナにおけるこのウイルスは、外国からうつされたというのは明らかです」と語った。

Ms. Vはカメラに向かってこのように語った:「このアウトブレークは考えられているよりも早く起きていた可能性がある。2019年9月、ハワイから帰国した数人の日本人がこの新型コロナウイルスに感染していた。彼らにはチャイナへの渡航歴がなかった。

これは、チャイナでアウトブレークが発生し始めるよりも2ヶ月も前に起きた。その直後、米国CDCは施設を閉鎖している。その理由は、(米陸軍の)フォート・デトリック生物兵器研究所(USAMRIID)が病原体の紛失を完全には防ぐことに失敗したためと主張している。

そして現在、この研究施設に関係する全てのデータがインターネット上から消失している。某疫学者、そして彼の日本人の同僚はそれぞれ、これらの事例を慎重に調査しており、彼らは同じ結論を導き出している。 

この新型コロナウイルスは米国で発生し始めてそれがしばらく続いていたと考えられる。そしてその症状は他の病気の症状と同じようなものであったために、真実を容易に隠蔽することができた」。Metro

また、Ms. Vは、チャイナ国内で感染が広がっている武漢ウイルスの種類は1種類しかないが、米国内では5種類全てが広がっているため、チャイナが発生源ではないのは明らかと主張している。

このMs. Vが語っている日本人であるが、おそらく今年2月14日に感染が判明した名古屋市内に在住の60代男性に関するニュースから着想を得ていると思われる。しかしこの男性がハワイに渡航したのは1月末であり、日本に帰国したのは2月7日であると報じられている

Metroは、米国防総省における最高レベルのフォート・デトリック生物兵器研究所(USAMRIID)が、昨年7月、危険物質の廃棄について問題があったために米CDCにより一部閉鎖されたと記している。この施設は4月に完全に再開されたという。

さらに、109か国からのチームが参加したミリタリーワールドゲームズ(Military World Games)が昨年10月に武漢で開かれており、それに米軍の兵士が参加した後にこのパンデミックが発生した可能性がある、と日本の放送局が伝えているとMs. Vは語っている。しかし当然、どの日本の放送局が、いつそのような報道を行なったのか、具体的な情報は一切語っていない。

Ms. Vの主張は、これまで報じられてきたニュースを一部改竄し、自分たちに都合が良いストーリーを作り上げているようだ。当然、彼女の主張を裏付ける情報源については一切記載も言及もない。

この番組司会者が、アラビア語でこの噂話を広めるYouTube動画(英語の字幕がついている。YouTubeはこの動画をデマ情報として削除するだろうか?):

一方、米国のFOX Newsは新型コロナウイルスが武漢の研究所から漏洩したと報じている。また、国務省は、アメリカの政府関係者たちが2018年に複数回にわたって行った武漢ウイルス研究所への立ち入り調査の直後、最高の安全レベルBSL-4の承認を受けたこの研究所に深刻な安全上の問題があると二回にわたって公電を受け取っていたことも明らかとなっている。

中共政府の報道官である赵立坚(リジアン・ジャオ)氏は、米軍がこのウイルスを武漢に持ち込んだと今年3月に自身のツイッターに投稿している。

「新型コロナウィルスを武漢に持ち込んだのは米軍」と中国外交部広報官がツイート:中共は防疫から情報戦へシフト

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