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【論説】ビル・ゲイツがワシントンポスト紙へ論説記事を投稿:「経済を再開するために我々に必要なイノベーションはこれだ」

【論説】ビル・ゲイツがワシントンポスト紙へ投稿した論説:「経済を再開するために我々に必要なイノベーションはこれだ」

TEDで講演を行うビル・ゲイツ氏(Photo via Flickr)

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ビル・ゲイツ氏はますます全米のメディアへの露出を高めている。新型コロナウイルス(武漢ウイルス)から世界を救う賢者として、自らを売り込んでいるようだ。彼が推し進める対策は、ITを活用した検査の拡充、人との接触履歴の追跡、そして当然、ワクチン開発だ。

 

4月23日、ワシントンポスト紙にゲイツ氏の論説記事が掲載された。彼が提案する内容には、理にかなっており頷けるものもあるが、ゲイツ氏によるこれまでの活動や発言記録を踏まえて読むと、彼の計画はますます気味が悪く聞こえてくるものもある。

 

彼の論説を読む前の背景情報として、ビル・ゲイツ氏の父親は、優生学者が立ち上げた人口抑制を推進する組織『米国家族計画連盟(Planned Parenthood)』の取締役に就いていた。ビル・ゲイツ氏自身、人口削減の必要性を長年語っている。そういった人物が、現在、全米の人々に対してワクチンの摂取や、体にチップを埋め込むことを呼びかけている。ゲイツ財団が進めていたインドでの免疫ワクチン活動の結果、49万人の幼児たちに麻痺が起きたため、インド政府の指示により同国から撤退することを余儀なくされている。さらに、ゲイツ氏は、2019年10月ニューヨークに15人の企業人、政府関係者、そして公衆衛生の専門家が集結して開かれたThe Event 201に参加していたと報じられている。そしてこの場で、コロナウイルス・パンデミックのシミュレーションが実施されており、その予測モデルでは世界で6500万人が死亡すると試算している。

 

以下はワシントンポスト紙に掲載されたビル・ゲイツ紙による論説を翻訳したものである

 

* * *

 

経済を再開するために我々に必要なイノベーションはこれだ

 

2020年4月23日、ビル・ゲイツ著

 

 

ビル・ゲイツはビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長である。この論説記事は、彼のブログに投稿された記事『パンデミックI:最初の現代パンデミック』から編集されたものである。このブログ記事はgatesnotes.comで読むことができる。

 

 

全米の話題がこの唯一の質問「いつになったら普通に戻ることができるのか?」ということに向けられているというのは全くもって理解できることである。封鎖により、失職という計り知れない痛みが引き起こされ、人々は隔離され、そして格差が広がっている。人々は再び前に進む用意ができている。

 

しかし残念なことに、我々にはその意思があるにもかかわらず、それを実行する術がない−−今の所は。米国そして他の国々が通常の生活と経済活動に戻ることができるためには、我々がCOVID-19を検査、治療、そして防御することを支援するイノベーティブ(革新的)な新たなツールがいくつか必要となる。

 

それはまず検査することから始まる。敵がどこにいるのかわからずに、我々は敵を打ち負かすことはできない。経済を再開するために、我々は発生中のホットスポットを迅速に検知しそこに初期に介入することができるよう、十分な人数の人々を検査する必要がある。病院に患者があふれ人々がどんどんと亡くなるまで、何もせずただ待っていたいとは思わない。

 

イノベーションによりこの検査人数を高めることができる。現在のコロナウイルス検査では、医療関係者が綿棒で鼻腔から検体を採取する必要がある。これが意味するのは、医療関係者たちは検査を行うたびに防護服を着替えなければいけないということである。しかし我々の財団は、患者が自ら綿棒を使って検査を行っても同じくらい正確な結果が得られることを示す研究を支援してきた。このセルフ・サービスのアプローチは、より時間が短縮できまたより安全である。規制当局は、医療関係者がさらなる接触のリスクを冒す必要のない、自宅もしくは他の場所で(自ら)綿棒を使った検査を承認できるはずである。

 

また別の開発中の検査は、自宅で行う妊娠検査のような仕組みだ。自分で綿棒を使って鼻腔内から検体を採取するが、それを検査機関に送る代わりに、自分でそれを検査薬に入れ、その液体を紙片に垂らす。ウイルスが含まれている場合、色が変わる仕組みとなっている。この検査キットは数ヶ月以内に利用可能になると期待されている。

 

我々は、さらにもう一つ、検査を進化させる必要がある。しかしそれは技術的なものではなく社会的なものである:つまり、誰が検査を受けることができるかに関する一貫した基準である。もし国が、適切な人々(必須の業務に従事する人、症状のある人、すでに陽性が判明している人と濃厚接触した人)を検査することができない場合、我々は貴重な資源を無駄にしていることになり、このウイルスに感染した大きな集団をみすみす見逃している可能性がある。これら3つのグループに属さない無症状の人々は、全員に検査キットが普及するまで検査を受けるべきではない。

 

我々がイノベーションを必要とする2つ目の分野は、接触履歴の追跡である。もし誰かが陽性の検査結果となった場合、公衆衛生当局者はその人物が他に誰を感染させた可能性があるかを把握する必要がある。

 

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