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【論説】ビル・ゲイツがワシントンポスト紙へ論説記事を投稿:「経済を再開するために我々に必要なイノベーションはこれだ」

【論説】ビル・ゲイツがワシントンポスト紙へ投稿した論説:「経済を再開するために我々に必要なイノベーションはこれだ」

TEDで講演を行うビル・ゲイツ氏(Photo via Flickr)

 

私が最も興奮している新しいアプローチは、RNAワクチンとして知られている。(人に対する臨床試験が始まった最初のCOVID-19ワクチンは、RNAワクチンである。)インフルエンザ・ワクチンは、人の体の免疫システムがインフルエンザを攻撃できるよう学習するために、インフルエンザ・ウイルスの断片を含んでいる。そうしたインフルエンザ・ワクチンとは異なり、RNAワクチンは、人の体が自らウイルスの断片を生成するために必要な遺伝情報を投与する。人の免疫システムがこれら断片をみつけると、それらを攻撃する方法を学習する。RNAワクチンは、本質的に人の体を独自のワクチン製造装置に変化させる。

 

見込みのある研究は、これ以外にも最低5件はある。しかしどのアプローチが成功するかは誰にもわからない。数多くのこうした研究は、全速力で同時に開発が進められるよう、資金提供を受ける必要がある。

 

安全で効果的なワクチンができる前であっても、各国の政府はそれを配布する方法について解決する必要がある。資金を提供した国々、臨床試験が行われた国々、感染が最も深刻な国々は全て、高い優先順位が与えられるべき理由がある。理想的には、誰が最初にワクチンを受け取るべきかについて世界的な合意が行われるべきである。しかしどれほど多くの競合した利害があるかを鑑みると、これ(世界的な合意)が行われる可能性は低い。この問題を公平に解決するような人は、大きなブレークスルーを起こしたと言っていいだろう。

 

私の両親の世代にとって、第二次世界大戦は(その時代を)決定付ける瞬間であった。同様に、この100年間で初となるコロナウイルス・パンデミックは、この時代を決定付けるものとなるだろう。しかし世界大戦とパンデミックには一つの大きな違いがある。それは、全ての人類が、この病気について協力して学び、それと戦うための能力を協力して開発することができるということだ。適切なツールが出に入り、賢く導入されれば、我々は最終的にはこのパンデミックに対して収束宣言を行うことができるだろう。そして次のパンデミックを防ぎ、封じ込める方法に注意を移行することができるだろう。

 

 

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