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【映画】マイケル・ムーア監督の最新作『人類の惑星(Planet of the Humans)』が環境保護運動のウソを暴露

【映画】マイケル・ムーア監督の最新作『人類の惑星(Planet of the Humans)』が環境保護運動のウソを暴露

活動家でもあるマイケル・ムーア監督が製作責任を務める最新作『人類の惑星(Planet of the Humans)』がYouTubeで独占無料配信されている。監督はジェフ・ギブス氏が務めている。

この最新のドキュメンタリー映画『人類の惑星(Planet of the Humans)』は、アル・ゴア元副大統領などの有名活動家たちが推進してきた「グリーン・ムーブメント(環境保護運動)」が、実は本当に必要とされる環境保護運動をないがしろにし、大企業の利益になる方向へ支持者たちを導いてきたことを示している。

21stCentureWire.comはこの映画を次のように評している:

この映画は、直面するのが恐ろしいと我々が感じている現実を、否応がなく見せつける。つまり、主流の環境保護活動は、様々な技術万能主義(技術で問題が解決できるという考え)という形で嘘を押しつけている——しかしそれら主流の環境保護活動が提唱する「解決策」は、全て大量の化石燃料やレアアース鉱物に依存しそれらを利用している。環境活動家たちは「緑色の」幻想に惑わされているのか?これまでに製作されたどんなドキュメンタリー映画以上に、この映画は、バイオマス燃料や風力タービン、そして 全くエコでもない電気自動車といった政府の補助金を受けている産業の背後でうごめく、大規模な詐欺行為を暴露している・・・

マイケル・ムーア監督は、自他共に認める左派であり、反トランプ、そして前回の大統領選挙ではヒラリーを支持していた。しかしこれまでムーア監督を信奉してきた左派活動家たちは、この映画を製作したムーア監督を激しく攻撃している。この映画が提示する事実を直視できない左派活動家たちにとって、与えられた選択肢は、自己否定か、この映画を製作した人物への攻撃かの二者択一しかない。

実際、21stCentureWire.comは、ムーア監督が「エコ詐欺」の嘘を告発するこの新作映画を公開してから、左派の環境保護活動家たちがムーア監督に対して怒りに満ちた攻撃を加速させていると指摘している。これまで左派の活動家たちにとってヒーロー的な存在であったムーア監督が、太陽光エネルギーや風力エネルギーといった「再生可能」エネルギーについて、その「再生可能」の現実的な中身に深刻な疑惑の目を向けた。現在、多くの環境保護活動家や政治的な左派グループは、この映画の上映や配信を禁止しようとしている。

一方、オーストラリアのニュースチャンネルSky Newsは、この映画が多数の「不都合な真実」を提示していると報じている。

そして最後に、この映画は、環境保護活動という隠蓑に身を隠した詐欺行為を、総合的に暴露した最初の作品であるという点において画期的である。こうした(実際は詐欺行為の)環境保護活動は、「持続可能エネルギー」や最近米国でトレンドの「グリーン・ニュー・ディール」に根拠を与える元となっている。

しかし、この映画の終盤で、ジェフ・ギブス監督は突然、過激主義者による「人口減少」論に話題を振っている。そして人口抑制を達成するためには、急進的なソーシャル・エンジニアリング(社会工学)を追求しなければいけないと暗示している点は注意する必要がある。ギブス監督は、人類が排出する二酸化炭素に誘発された「気候変動」のために起きる「人為的な絶滅」を阻止するには、こうした人口減少策を含む社会工学が必要であると信じているようだ。(ビル・ゲイツ氏も人口減少策を提唱している一人。)

この映画終盤に行われている過激な主張を除けば、この映画は徹底的な調査報道を行っている力作だ。環境問題を議論する上で必須となる事実を提示していると言えるだろう。

『人類の惑星(Planet of the Humans)』はここで無料配信されている。しかし残念ながら、現時点では英語とフランス語の字幕しかついていないようだ。

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