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全米では「絶望死」の危機が高まる|英国では封鎖(ロックダウン)により1万人以上が自宅で死亡

全米では「絶望死」の危機が高まる|英国では封鎖(ロックダウン)により1万人以上が自宅で死亡

Photo via Pixabay

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新型コロナウイルス(武漢ウイルス)のパンデミックが発生していることで、全米では緊急を要さない患者たちへの診療を一時停止している。その影響で、心臓病やステージが進んだ癌の診断件数が増えているという。その結果、「絶望死(deaths of despair)」が今後急増することが懸念されているとブルームバーグ通信が報じている

 

米国では、パンデミックが起きてからすでに自殺者数が急増している地域が報告されている。そして先週金曜に掲載された論文では、パンデミックを収束させるために封鎖を行なっていることで、精神的な病による死亡者数がどれくらい増加するかを予想しようと試みている。

 

査読前のこの論文は、今後、最大7万5000人の「絶望死」が増えるだろうと予想している。この論文は、新型コロナウイルスと関連した孤独感、絶望感、経済的困窮が、すでに健全とはいえなかったアメリカ人のメンタル・ヘルスを一気に悪化させていると分析している。ブルームバーグによると、「絶望死」とは、一般的に、自殺、そしてアルコールや薬物の過剰摂取による死亡を指す。

 

この研究は、アメリカのWell Being Trust (幸福基金)と米国家庭医学会と関係ある研究者たちが実施した。この論文の執筆者の1人で、Family Medicine and Primary Care (家庭医療とプライマリ・ケア)団体のロバート・グラム政策研究センター所長であるジョン・ウェストフォール氏は、この研究による予想がはずれることを望んでいると語っている:

 

10年後、人々が振り返って、「彼らはオーバーに見積りすぎた」ということになることを望む。

 

しかし、2008年に起きた金融危機以降、アメリカ経済は回復を続けてきたが、自殺や薬物の過剰摂取による死者数は、全米人口の寿命を縮め続けてきたという。全米における過去20年間の自殺率は常に上昇を続けており、2018年には、1941年以降最高レベルを記録したとブルームバーグは報じている。

 

ロングアイランドを拠点にしたソーシャル・サービスを提供するNPOのプレジデント、ジェフリー・レイノルズ氏はこのように語っている。「逆説的なことが起きている。社会的に隔離することで、我々は命を危機にさらす感染力の高いウイルスから身を守ることができるが、それと同時に、社会的隔離は、全米で最大の死因である自殺やアルコールの過剰摂取と関係した病気へのリスクに人々をさらしている」。

 

最近行われた日例の記者会見で、ニューヨーク州のクオモ州知事は、一日中なにもすることがなく、どこにも外出できず自宅にこもっている人たちの間で、アルコールや薬物の過剰摂取件数が急増していると語っている。

 

今回発表された研究に参画した臨床心理学者で、Well Being Trust(幸福基金)の最高戦略責任者であるベンジャミン・ミラー氏は次のように語っている:

 

この論文から人々が学ぶべきことの一つは、雇用は重要だということだ。雇用は我々の経済的な暮らしにとっても重要だが、我々の心理的そして感情面での健康にとっても重要だ

 

 

>2ページ目を読む

『英国では封鎖により1万人近くが自宅で死亡』

 

 

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