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全米で54人の科学者が辞職もしくは解雇|国立衛生研究所の調査の結果そのほとんどがチャイナからの資金提供を受けていたことが判明。現在も399人の科学者たちについて調査中

全米で54人の科学者が辞職もしくは解雇|国立衛生研究所の調査の結果そのほとんどがチャイナからの資金提供を受けていたことが判明。現在も399人の科学者たちについて調査中

国立衛生研究所(NIH)・外部研究部門のマイケル・ラウアー部長(Photo via NIH)

米国立衛生研究所(NIH)の助成金を受け取っている科学者は、外国政府との金銭的つながりがある場合、それを開示・報告することが義務付けられている。現在も国立衛生研究所(NIH)はこの調査を進めているが、これまでにこの契約に違反したとして、54人の科学者が自ら辞職もしくは解雇されていると雑誌「サイエンス」が報じている

この54人という数字は、国立衛生研究所(NIH)・外部研究部門のマイケル・ラウアー部長が発表した。以前、ラウアー部長は、87の研究機関における189人の科学者たちを調査対象にしているという情報を明らかにしていた。そして6月12日にラウアー部長が上級諮問グループに発表したプレゼンテーションでは、NIHが2018年8月から開始し、全米の生物医学研究コミュニティーを揺るがしている調査活動について、これまでで最も詳細な内訳を提示している。この調査は、ハーバード大学の化学・生物化学学部の学部長であったチャールズ・リーバー容疑者を含む数人の有名研究者たちが刑事告訴されるという事態に発展している。

NIHのフランシス・コリンズ長官は、現在も継続中の調査について次のように語っている:

これは我々が望んでいたものではなく、楽しい作業ではない。

また、これまでに解雇されたか、もしくは自ら辞職した科学者の数について、「ハッとさせられる数字だ」とも語った。

ラウアー部長の報告によると、大多数のケースにおいて、調査対象になったのは50代のアジア人男性であるという。調査対象となった人物のうち約4分の3が、調査が行われていた最中もNIHからの助成金を受け取り続けており、その半数近くが少なくとも2件の助成金を受け取っていた。彼らに支給中であった助成金は合計285件にのぼり、合計1億6400万ドルに達する。

ラウアー部長は、NIHが調査で発見した違反行為についてのデータも発表した。70%(133人)の科学者が、外国からの研究助成金を受け取っていたことをNIHに報告することを怠っていた。そして54%の科学者は、外国の人材プログラムに参画していることを開示することを怠っていた。これとは対照的に、外国の企業とつながりがあった科学者はわずか9%であり、外国で著作権登録したことを秘匿していた科学者はわずか4%であった。また、5%のケースで、NIHの査読制度の違反に関与していた。

これまでに調査が行われた科学者の82%がアジア人であることは「驚きではない」とラウアー部長は語っている。その理由は、「チャイナが外国人人材をリクルートするプログラム(千人計画)でターゲットとするのはそうした人たちだからだ」と語っている。そのうち82%が男性であり、彼らの年齢の中央値は56歳。最年少は48歳で、最高齢は59歳であった。その半数以上が、過去2年以内にNIHで論文の査読を行なっていた。そして現在、調査中である科学者のうち41%(77人)は、NIHの補助金申請制度に参加することを禁止されている。

ラウアー部長は、さらに調査対象の範囲を広げる可能性についても言及している。NIHが「懸念すべき可能性がある」科学者として、現在399人の名前があがっているとラウアー部長は上級諮問グループに語っている。そのうち30%(121人)は、FBIによって名指しされている。さらに44人は、彼らが所属している研究機関によってレッド・フラッグがあげられている。ラウアー部長によると、このうちの63%(256人)の科学者について(予備的)調査をしたところ「黒」の結果がでたという。19%の科学者については「白」の結果がでている。そして残る18%の研究者については「結果待ち」となっている。

このニュースについて、雑誌「サイエンス」の記事全文(英語)はここで無料で公開されている

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