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【インタビュー動画】「フォース・ターニング」の著者ニール・ハウ氏、「私たちのシステムは限界点に近い」

【動画】「フォース・ターニング」の著者ハウ氏が「私たちのシステムは限界点に近い」と語る

ニール・ハウ氏(Screenshot via YouTube)

人口統計学者であり、書籍「フォース・ターニング 第四の節目の共著者の一人ニール・ハウ氏は、現在、ますます混沌と化している抗議デモや暴動について、アメリカの世代サイクル(『ターニング=節目』)に関する自身の研究と照らしてどのような意味があるかについて見解を語った。

PeakProsperityのアダム・タッガート氏は、以前、「フォース・ターニング」とは、社会秩序に対して高まる要求がありながら、社会秩序の提供が弱いままであることがその特徴であると指摘している。監視国家の出現、(国家を戦争に駆り立てる)終わりがない軍事機構、悪化の一途を辿る市場に対して中央銀行の政策立案者たちがますます介入を深める状態、医療制度やインターネットなどの重要システムに対して政府がますます管理統制を強めること——これらは全て、政府当局者たちがコントロールを失いつつある中、必死に影響力や権力を行使しようとする「フォース・ターニング」の典型的な兆しである。

このような(政府による)行き過ぎた行為は、通常、暴力的な革命によって現在の秩序を否定することに帰結するということを、歴史は幾度となく繰り返し示している

ハウ氏は、以下の動画の中でこのことを説明している。株価は史上最高値に近いレベルにまで回復したが、「我々は、この(経済的な)苦境に長い間とどまることになるだろう・・・そしてそのことは、我々の政治システムに関して波紋を及ぼす・・・究極的に、「フォース・ターニング」とは政治的プロセスなのだ」と同氏は語る。

最近行われた世論調査の結果、80%のアメリカ人が「アメリカは制御不能に陥っている」という設問に同意している。このことを指摘しつつ、ハウ氏は「私たちのシステムは、限界点にある、もしくはそれに近い」と警告する。

政府機構は制御不能に陥っており、政治的リーダーたちは制御不能に陥っている。私が「フォース・ターニング」で議論した最も重要な原動力の一つとは、リーダーたちの年長者世代はいかに危機についての経験がなく、正統性や強力な政府機構を維持するための経験がないかということであったことを思い出してほしい。こうした政府機構や政治的リーダーたちは、どうすればよいか分からず完全に途方に暮れることになる・・・

・・・そして最終的に人々が必要とするのは、完全に新しい集団による回避策(エンドラン)もしくは主導権を新たに握るためのムーブメントであり、若い世代たちが入り込むことで活性化されたムーブメントである・・・私は、それがこの10年間(2020年代)の初期に起き始めていることを観察している

このハウ氏へのインタビュー動画はここで視聴できる:

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