ニュースレター登録

オールドメディアが伝えない海外のニュース

SARS-CoV-2に酷似した新種のコロナウイルスが2013年にチャイナの廃坑で発見され、武漢ウイルス研究所に搬送されていた|英サンデー・タイムズが報道

SARS-CoV-2に関係したコロナウイルスが2013年にチャイナの廃坑で発見され、武漢ウイルス研究所に送られていたことが判明|英サンデー・タイムズが報道

石正麗がフルーツ・バットから検体を採取した後に放す様子。2004年に撮影。Photo via Wuhan Institute of Virology

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/SX1LP (『https://』は省略可能です)

COVID-19感染症を引き起こすコロナウイルス、いわゆる武漢ウイルスと非常に近いウイルスが、2013年にチャイナにある銅山の廃坑で見つかっていたことが明らかとなった。これを英国のサンデー・タイムズが7月4日に報じた

武漢ウイルスの正式名称はSARS-CoV-2と言い、これと密接な関係があるウイルスが2013年に廃坑で発見されていたことが明らかとなったとサンデー・タイムズは報じている。2013年に発見されたこのウイルスの検体は、武漢ウイルス研究所で保管されていたとも報じている。武漢ウイルス研究所はコロナウイルスに関する研究を行っていることで知られている。

トランプ大統領やポンペオ国務長官は、武漢ウイルス研究所の研究室が新型コロナの発生源であると語っている

サンデー・タイムズが行った調査によると、チャイナ雲南省のTongguan(漢字表記不明)近くにある銅山の廃坑の中で、コウモリの糞を掃除した6人の労働者が、2012年春に深刻な肺炎症状に陥った。

これら坑夫たちは、熱や咳、リンパの腫れ、呼吸困難など、新型コロナに似た症状を発症した。6人の坑夫のうち、すぐに2人の男性が亡くなった。症状が回復した残る4人については、様々な種類の感染症の検査が行われたがすべて陰性という結果であった。

当時、医師たちは患者から採取した血液サンプルを武漢ウイルス研究所に送った。この研究所には、すでに世界的に「バット・ウーマン(コウモリ女)」として有名になっているコロナウイルス研究の第一人者、石正麗が主任研究員として勤務している。

この4人の男性坑夫たちは、SARSのような未知のコロナウイルスに対して抗体を持っていることが特定された。しかしこの4人のうちの1人は後に死亡している。当時の検査報告書では、この未知のコロナウイルスについて名前はつけられていない。

石正麗が科学雑誌『サイエンティフィック・アメリカン』と最近行ったインタビューによると、この男性たちは真菌(カビ)で亡くなったという。しかし、石正麗は、もし廃坑がすぐさま閉鎖されていなければ、彼らはいずれコロナウイルスに感染していただろうと語っている。真菌(カビ)はウイルスではない。

この未知の病気が発生した後、同じ年に石正麗と彼女の同僚たちはこの廃坑を訪れ、276匹のコウモリから糞のサンプルを収集し、それらを武漢ウイルス研究所で分析・保管するために移送している。

この作業を元に、彼女の研究チームは2016年に学術雑誌Virologica Sinicaに論文を掲載している。その中で、SARSに似たコロナウイルスの「新種」を発見し、それをRaBtCoV/4991と命名したと記している。

2020年2月、武漢ウイルス(SARS-CoV-2)が世界中に感染拡大する中、石正麗は雑誌『ネイチャー』に記事を投稿し、その中で、このウイルスが彼女の研究所で保管されているウイルスと非常に近いと記している。2013年に雲南省のコウモリから発見されたRaTG13という名前のウイルスは、武漢ウイルス(SARS-CoV-2)と96%の遺伝子構造が一致していると、彼女はその記事の中で記している。

サンデー・タイムズは、この「2013年に雲南省のコウモリから発見されたRaTG13」と、2016年に学術雑誌Virologica Sinicaに発表された「SARSに似たコロナウイルスの新種であるRaBtCoV/4991」が同一のウイルスであるのは「ほぼ確実である」と報じている。

サンデー・タイムズによると、中国科学院が発表したコウモリのウイルスに関するデータベースは、RaTG13とRaBtCoV/4991を同一であると掲載しているという。

同データベースはまた、RaTG13が2013年7月24日に発見されたと記載しており、2016年の廃坑に関する論文で詳細が説明されているコロナウイルスの一つであるとも記載している。中国科学院は、武漢ウイルス研究所の親機関。

インドとオーストリアの科学者たちは、2016年に発表されたRaBtCoV/4991の遺伝子構造の一部がRaTG13と100%一致し、またSARS-CoV-2と98.7%一致したことを発見しているとサンデー・タイムズは報じている。

米国を拠点としたNPO組織EcoHealth Allianceのピーター・ダザク社長は、サンデー・タイムズに対してRaTG13は実際このチャイナの廃坑で発見されたと語っている。EcoHealth Allianceは武漢ウイルス研究所と協力関係にあることがすでに報じられており、米連邦政府による研究助成金がEcoHealth Allianceを通して武漢ウイルス研究所に流れていたことが既に報じられている

この新種のコロナウイルスの名前が、RaTG13からRaBtCoV/4991へと変更されていることに関して、EcoHealth Allianceのピーター・ダザク氏は次のように説明している:

陰謀論者たちは、名前の変更について何か疑わしいことがあると語っているが、この6年間で世の中の方が変わったーー記号化体系が変わったのだ。

ダザク氏は、廃坑で採取されたウイルスのサンプルは、武漢ウイルス研究所で6年間保管されたとも語った。しかし、研究チームがゲノムの塩基配列を解析しようとしたところ崩壊したという。武漢ウイルス研究所で保管していたこの新種のコロナウイルスが「崩壊」したのは、「2020年の1月の初め、もしかしたら去年の年末だったかもしれない。わからない」とダザク氏は語っている。

サンデー・タイムズのインタビューに答えた複数の専門家たちは、SARS-CoV-2(武漢ウイルス)とRaTG13(RaBtCoV/4991)の遺伝的な違いは、RaTG13(RaBtCoV/4991)からSARS-CoV-2(武漢ウイルス)に変異するのに20年〜50年かかることを意味しているという。またとある専門家は、このウイルスが人体に侵入して変化し、現在のパンデミックを引き起こすに至ったという可能性はあると語っている。

一方、今年5月、ケント大学でウイルス学の名誉上級講師であるジェレミー・ロスマン氏は、ニューズウィークの取材に対して次のように語っている

このウイルスの正確な起源や(種を)飛び越えて人に感染した起源は、完全に証明されることはないかもしれない。

【関連記事】

武漢の研究所が「最も可能性のある発生源」と米国政府の内部文書が結論を記す

武漢の生物科学研究所の研究員たちが実験動物のコウモリに噛まれたことが新型コロナウィルス発生の起源と新論文が指摘:NYタイムズ/CNNの記者も人工ウィルス説を報じ始めた

中国人科学者らが「新型コロナウィルスはおそらく武漢の研究所が起源」と論文で発表

ノルウェーと英国の研究者たちが新型コロナウイルスは遺伝子操作で作られた「キメラ」であることを示す研究成果を発表|元MI6長官は「チャイナの研究所から漏れた」と語る

UKUSA協定に加盟する西側諜報機関が武漢ウイルス研究所の科学者を捜査中|中共はその一角で捜査の鍵を握るオーストラリアに圧力をかける

米連邦政府は武漢ウイルス研究所とテキサス大学の間で結ばれた「相当数の契約関係」を調査中|コロナウイルスのワクチンは今年2月テキサス大学で開発されていた?

BonaFidrをフォロー

コメントを残す

error: コンテンツは保護されています。