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オバマゲート疑惑に新証拠|有名シンクタンクのブルッキングス研究所が『スティール文書』の作成と流布に積極的に関与していたことが明らかに

オバマゲート疑惑に新展開|ブルッキングス研究所がスティール文書の作成と流布に積極的に関与していたことを示す情報が明らかに

英国諜報機関MI6の元諜報員クリストファー・スティール(Photograph: Victoria Jones/PA)

 

デビン・ニューネス下院議員(カリフォルニア州選出・共和党)は、左寄りのシンクタンクであるブルッキングス研究所(The Brookings Institute)とその幹部が、「ロシアゲート疑惑」の重要な根拠の一つとして利用された『スティール文書』を流布し、それが信用できる情報であると擁護する活動に関わっていたとFox Newsとのインタビューで明らかにした

 

ブルッキングス研究所自体が、根拠のないゴシップ話をまとめた『スティール文書』の作成にも関わった可能性があるとニューネス下院議員は指摘しており、現在、調査を進めていると語った。複数の保守系メディアがこの新事実について大々的に報じている一方、全米の主流左派メディアは一切無視し報道しない自由を行使している。

 

Fox Newsとのインタビューの中で、米下院情報特別委員会のメンバーである有力共和党議員のニューネス議員は、ブルッキングス研究所のトップを務めるストロブ・タルボット(Strobe Talbott)氏が、反トランプの『スティール文書』を作成することに直接関わっていたと非難した。さらに、ニューネス議員は、現在、「3つのD」について調査を進めているとも語った。この「3つのD」とは、『スティール文書』の「作成(Development)」、「流布(Dissemination)」、そして「擁護(Defense)」を意味している。

 

ニューネス議員は次のように語っている:

 

彼ら(ブルッキングス研究所)が、スティール文書の流布に関わっていたことは確実であり、それを擁護することにも関わっていたことは確実である。彼らがその作成にも関わっていたかについては、我々はまだ把握していない。・・・(これは)重大な情報だ。

 

同議員はこのインタビューが行われた翌日にもFox Newsに出演し、新たな情報を明かした。現在では根拠のないゴシップ話であることが判明している『スティール文書』であるが、これを作成したのは、英国の諜報機関であるMI6の元諜報員、クリストファー・スティールである。同氏は現在、ロンドンの民事裁判所で訴えられており、その裁判記録によって、スティール被告とブルッキングス研究所の幹部が直接つながっていることが明らかになったとニューネス議員は説明した。さらに、この裁判記録は、左派のシンクタンクであるブルッキングス研究所の幹部が、スティール被告と協力して『スティール文書』を作成した可能性があることも示しているという。

 

当時、ブルッキングス研究所のプレジデントであったストロブ・タルボット氏とクリストファー・スティールとの間でテキスト・メッセージが頻繁にやり取りされていた事実明らかになったことについて、ニューネス議員は、「一体全体、ブルッキングス研究所のプレジデントが、スティールと何について頻繁にテキストメッセージをやり取りしていたのか?なぜ彼(タルボット氏)は『スティール文書』を受け取ったのか?」と疑問を呈した。

 

スティール被告は、現在、ロシアのIT企業WebZillaの幹部であるアレクセイ・グバレフ(Aleksej Gubarev)氏によって、名誉毀損でロンドンの裁判所で訴えられている。『スティール文書』は、とあるメモからの引用として、グバレフ氏が自分の会社であるWebZillaを使って、民主党(ヒラリー陣営)に対して行われたハッキングを支援したと名指しで非難していた。

 

また、ブルッキングス研究所の当時プレジデントであったタルボット氏は、ビル・クリントンとオックスフォード大学の学生時代からの友人であり、第1次クリントン政権では国務長官の補佐官に就任していた。また、その後ヒラリー・クリントンが国務長官に就任した際には、外部アドバイザーから構成される委員会を彼女が設立し、その議長にタルボット氏を任命していた

 

「2016年8月、前触れもなく突然」タルボット氏はスティールに電話をかけ、スティールが当時進めていた作業(『スティール文書』の作成)の進捗状況を尋ね、もし必要であればアドバイスをすると提案していたことが、先週、ロンドンの裁判所に提出された1件のテキスト・メッセージ記録から明らかとなっている。

 

また、2016年の大統領選挙が終わった直後である11月12日に送信された別のテキスト・メッセージで、スティールはタルボット氏に、「ジョン・ケリー国務長官(当時)やその他の国務省職員たちと議論するために、あのパッケージ(『スティール文書』)」をどのようにハンドリングするべきかを尋ねている。タルボット氏は、『スティール文書』のコピーを2016年11月2日もしくは3日に受け取っていた。

 

2019年11月21日、トランプ大統領への弾劾公聴会の一環として、ホワイトハウスの元ロシア担当首席顧問、フィオナ・ヒル氏は下院情報特別委員会で証言し、その際、ニューネス議員に対して彼女が『スティール文書』のコピーをタルボット氏から2017年1月9日に受け取ったと説明している。タルボット氏は、当時、ブルッキングス研究所のプレジデントであった。一方、フィオナ・ヒル氏はトランプ政権に入閣する直前まで、ブルッキングス研究所の上級研究員だった。ヒル氏は、大統領選挙前の2016年中にスティールと面会したとも語っていた。

 

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『誰かが刑務所に行く必要がある』

 

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