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米スパイ機関NSAの元局長がアマゾンの取締役に就任|アメリカ国民に対する大規模電話盗聴プログラムを統括していた人物

米スパイ機関NSAの元局長がアマゾンの取締役に就任|アメリカ国民に対する大規模電話盗聴プログラムを統括していた人物

キース・B・アレクサンダーNSA元局長 Photo via Flickr

通販大手アマゾンの取締役会は、9月9日(水曜)、アメリカ諜報機関の一つである国家安全保障局(NSA)の元局長で、米国陸軍の退役将軍でもあるキース・B・アレクサンダー氏を取締役(Director)に指名した

この指名が行われたわずか数日前の9月4日(金曜)、アマゾン社はマイクロソフト社に受注競争に負け、国防総省から100億ドルのクラウド構築プロジェクトである「ジェダイ(JEDI: Joint Enterprise Defense Infrastructure)」契約を受注できなかったことについてトランプ大統領を激しく非難するプレスリリースを発表している

NSAの元局長であるアレクサンダー氏は、同社取締役会の監査委員会でも務める予定であると今週水曜ブルームバーグ通信は報じている。

アマゾン社は、米スパイ機関のCIAと深い協力関係にあることが長年批判と詮索の対象となってきた。アマゾン社は過去にCIAから6億ドルのクラウド・コンピューティング・サービスの契約を受注している。そして同社は今週、国家安全保障のタカ派として有名であり、2010年5月〜2014年3月までアメリカサイバー軍の司令官を務めたアレクサンダー氏を取締役に迎え入れる決定を下した。

アレクサンダー氏は、2005年8月〜2014年3月まで10年近くにわたって国家安全保障局(NSA)の局長を務めた。その後、同氏はサイバーセキュリティー関連技術企業のIronNet Cybersecurity, Inc.を設立し、現在でも同社の共同CEO兼社長を務めている。

国家安全保障局(NSA)がアメリカ国民に対して大規模電話盗聴を行っていたことは、当時NSAで勤務していたエドワード・スノーデン氏が暴露したことで世界的に有名となった。アレクサンダー氏は、NSAがまさにこの大規模電話盗聴を行なっていたときにNSAの局長を務めていた人物。アメリカ合衆国第9巡回区控訴裁判所は、今月初旬、このNSAの盗聴プログラムは「違法」であり、米国政府関係者らはそれについて虚偽発言を行ったという判決を下している

スノーデン氏は、このNSAによる違法の大規模盗聴を暴露した後ロシアに亡命し、現在でもアメリカ政府からスパイ容疑をかけられ追われる身となっている。アレクサンダー元局長は、長年スノーデン氏を攻撃する矛先に立ってきており、度々メディアに出演しては「スノーデンは我々を裏切った」、「彼は秘密を盗んだ」と彼を非難してきた人物でもある。

一方、アマゾン社は、左派メディアのワシントン・ポスト紙を所有(*)しているほか、CIAの『コマーシャル・クラウド・エンタープライズ(Commercial Cloud Enterprise)』を管理・監督している。そして今度は、10年近くにわたってアメリカ国民を違法に大規模盗聴してきたNSAの元局長をその取締役会に迎え入れようとしている。

(*正確には同社CEOのジェフ・ベゾス氏が個人で所有。)

【訳】「アレクサ、世界中の人たち全員は、今何をしている?」

アマゾンは、先週金曜に発表したプレスリリースで次のように記している:

我々は、国防総省による欠陥ある評価分析に強く反対しており、また我々の国にとって、連邦政府とその選挙で選ばれたリーダーたちが政府調達を客観的に管理し、政治的な影響力を受けない方法で行うことが重要であると考えている。我々が疑問に思うことは、アメリカ合衆国大統領が、彼個人の私的目的および政治的目的を追求するために保護局(Division of Protection)の財源を利用することが許されても良いのかということだ。・・・

ジェダイ(JEDI)契約に関して、トランプ大統領はマティス元長官に対してアマゾンを「つぶす」よう命令し、審査中の調達案件に大胆にも介入したと報じられている。さらに大統領は、マティス元長官の部下たちに対して調達の発注先の発表を行う前に例外的な「審査」を行うよう指示し、その後、彼自身による政治介入に関する調査に協力しなかったとも報じられている。

(太字強調は訳者)

メディアを利用した世論誘導作戦は、以前からディープ・ステートも行っていることであり、彼らはNSAの大規模盗聴プログラムを擁護する記事をメディアに報じさせている。

(Screenshot via https://www.startribune.com/nsa-director-says-plot-against-wall-street-foiled/211950321/

【記事タイトル訳】NSA局長が大規模盗聴プログラムを擁護。(この盗聴プログラムのおかげで)ウォール街を攻撃する計画を阻止することができたと語る

* * *

今回、トランプ大統領による「前例のない不正(調達案件への政治介入)」があったとアマゾン社が一般公開したプレスリリースで糾弾し、それから1週間もたたずして同社はNSAの元局長を取締役会に迎え入れた。アマゾンが狙う大規模政府調達案件でも、「ディープステートvsトランプ大統領」という対立関係が表面化しており、そしてアマゾンという大手IT企業とそのCEOであり全米1位の大富豪であるジェフ・ベゾス氏がどちらの側に立っているかということも鮮明となっている。

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