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フェースブック社とツイッター社がトランプ大統領の投稿を検閲|SNS企業を損害賠償責任から免除している「セクション230を剥奪しろ」とトランプ大統領は激怒ツイート

10月5日(月曜)、ウォルター・リード陸軍病院から退院したトランプ大統領は、アメリカ国民に対して「コロナを恐れるな。コロナに生活を支配させるな。トランプ政権の下で、われわれは本当に優れた医薬品や治験を得ている。私は20年前よりも調子がいい!」とツイートしていた。

 

翌日となる6日(火曜)、トランプ大統領はさらに次の投稿をツイッターとフェースブックに行った:

 

【訳】インフルエンザの季節がまもなくやってくる!毎年多くの人々、時に10万人以上が、ワクチンにもかかわらずインフルエンザで死亡している。我々は国を閉鎖するだろうか?いや、我々はこれ(インフルエンザ)と共に生きることをすでに学んでいる。新型コロナと共に我々が生きる方法を今学んでいるように。ほとんどの人々にとって、新型コロナはインフルエンザよりも致死率がかなり低い!!!

(太字強調は訳者)

 

トランプ大統領の最後の1文が、フェースブック社やツイッター社の左翼社員の逆鱗に触れたようだ。フェースブックは、このトランプ大統領の投稿を一方的に削除した。ツイッターは、この投稿が「誤解を招き、被害を生じる可能性があるCOVID-19関連情報を広めている」という理由でフラッグ・メッセージ(以下)を表示し検閲を行っている。

 

(Screenshot via Twitter)

 

この一方的な言論封殺と検閲に激怒したトランプ大統領は、次のツイートを投稿している:

【訳】セクション230を剥奪しろ!

 

セクション230 」とは、通信品違法(Communications Decency Act)の中で規定された免責条項を指し、SNS企業を損害賠償責任から免除している。新聞社やテレビ局などの報道機関は、この損害賠償責任が免除されていない。

 

しかしCDCが発表している科学データを見れば、トランプ大統領はある意味正しく、ツイッター社やフェースブック社の判断が正しいとは限らない

 

以下は、米CDCが発表している季節性インフルエンザの年齢別の致死率データである:

(Screenshot via CDC)

 

そして以下は米CDCが発表している新型コロナウイルスの年齢別の致死率データである:

(Screenshot via CDC)

 

これらデータは年齢の区切り方が異なるうえ、母数の定義が異なるため単純比較はできないが、特定の年齢グループによっては季節性インフルエンザのほうが新型コロナよりも致死率が高いことが読み取れる。また、季節性インフルエンザは多くの人がワクチン摂取を受けているが、新型コロナは誰も免疫を持っていないということも二つのデータが単純比較できない理由となる。つまり、トランプ大統領の投稿は必ずしも科学的に間違っているとは言えない。

(米CDCのデータを元にBonaFidrが作成)

 

ただし、新型コロナについては回復してもどういった後遺症が残るかや、ウイルスの変異、再感染のメカニズムなど解明されていないことが多い点は当然留意する必要がある。

 

(追加加筆・修正:一部、説明が足りない箇所がありましたので追加で加筆・修正を行いました。)

 

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