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フェースブックはチャイナ国籍のエンジニアを複数雇い検閲チームを組織している|元社員が暴露とNYポスト紙が報道

フェースブックはチャイナ国籍のエンジニアを複数雇い検閲チームを作っている|社内の告発者がNYポスト紙に暴露

NYポストの論説編集者、ソーラブ・アフマリ氏(右)Screenshot via Fox News

アメリカの共和党側は、フェースブックが保守の言論を弾圧していると批判しているが、フェースブックはそうした批判には根拠がないとして否定している。しかしNYポストが新たに報じた記事は、少なくとも6人の「チャイナ国籍」の社員たちが、フェースブックの「ニュースフィード」を検閲するために同社と協力して複雑なアルゴリズムとニューラルネットワークを開発していることを明らかにしている。

 

最近になって、共和党側はますますフェースブックとツイッターによる情報統制に激怒している。特に先週、民主党の大統領候補であるジョー・バイデンの息子、ハンター・バイデンに関するNYポストの記事を両SNS企業が完全に検閲したことは記憶に新しい。

 

「このNYポストの記事を検閲しようとした今回の試み、それが拡散されるのを抑制しようとした今回の試みによって、人々は(彼らの)権力をリアルタイムで目撃することができた」と、月曜、WSJテック・ライブ・カンファレンスの会場でミズーリ州選出の共和党上院議員ジョッシュ・ホーリーは語った。「このニュースの拡散を阻止しようと試みているフェースブックが、市場の独占権を持っているという状態は問題だ。そしてそれはこのNYポストの記事についてだけではない」とも語った。−C|Net 

 

最近、一人の元フェースブック社員がNYポストに語った内容によると、同社は「検閲」技術を開発するために「チャイナ国籍」の人間たちを雇い、検閲行為の先頭に立っているという。「ある時には、彼ら(フェースブックの上司たち)が『おい、彼らがこの作業を行えるように、彼らにH-1B ビザ(就労ビザ)を取らせよう』と検討していた」と語っている。

 

この元社員は、「ヘイト・スピーチ・エンジニアリング」と呼ばれるフェースブックのチームに関する情報をNYポストに提供した。このチームは、少なくとも6人のチャイナ国籍者によって構成されており、シアトルにあるフェースブックの複数のオフィスで勤務している。彼らの多くは博士号(PhD)保持者であり、ニュースフィードを作成する、複雑な機械学習アルゴリズムの開発を行っている

 

この元社員は、このチームがアルゴリズムに対して、特定のコンテンツをニュースフィードの最上位に押し上げる一方で、その他のコンテンツを「最下位」に押し下げるよう教え込んでいると語った。

 

この元社員は、検閲がどのように行われているか次のように説明している:この機械学習アルゴリズムとニューラルネットワークは、特定のコンテンツを禁止(バン)しない。これらは、ただ単に、ニュースフィードにおけるそのコンテンツのランキングを変更するだけである。「これは、人類史において最も洗練された検閲」の一つであるとも語っている。

 

NYポストは次のように報じている:

「これら(アルゴリズム)は、特定のトランプ支持のハッシュタグを禁止(バン)することは行っていない。(その代わり)それらは、多少、保守すぎるコンテンツのランクを下げるということを行っている。それが検閲を受けたということを判別することはできない」と元内部関係者は語った。

 

検閲行為そのものも問題であるが、さらに懸念を引き起こしているのは、外国籍の人物たち、特にチャイナ国籍者たちが、何千万人というアメリカ人の意見に直接影響力を及ぼすことができるフェースブックのSNS検閲チームで勤務しているということだ。例えば、もしアルゴリズムが親トランプの記事をニュースフィードの最下位に押し下げ、逆に親バイデンの記事を上位に押し上げれば、多くの人々の政治的意見にすぐさま影響をもたらすことが可能だ。特にまだ誰に投票するかを決めかねている「浮遊票」の有権者たちの投票行動を変え、最終的な選挙結果を左右することさえありえる。

 

NYポストによると、この「ヘイト・スピーチ・エンジニアリング」チームには、北京にある中国科学院で、コンピュータ・エンジニアリングの修士号を取得した一人の科学研究員が含まれているという。

 

NYポストが本件についてフェースブックに問い合わせたところ、同社の広報担当者は次のように語った:

「我々の社員は世界中から集まっているため、我々はより強力な企業となっている。我々の基準と方針(第3者のファクトチェッキング・プログラムに関するものも含む)は一般公開されており、それらは(右から左まで)政治的領域を横断するコンテンツに対して平等に適用されるよう設計されている。フェースブックでは、3万5000人以上が安全と危機管理について業務を行っており、これら社員たちが、我々のより広範な方針や技術に対して特大な影響力を及ぼしていると嫌味を言うことは、ばかげたことである」。

 

また、ハンター・バイデンのeメールに対する検閲について、フェースブックの別の元内部関係者は、同社が「ほぼ民主党の一部門——民主党の極左翼の一部門——になっている」とNYポストに語っている

 

NYポストの論説編集者であるソーラブ・アフマリ氏は、Foxニュースのタッカー・カールソン司会の番組に出演し、この記事について紹介している(開始後16:24あたりから開始):

https://youtu.be/7QrTV8o1qNU

 

調査報道で定評のあるジャーナリスト集団Project Veritasは、今週火曜、グーグル・クラウドのプログラム・マネジャーに対して覆面調査を行い、その様子を撮影したインタビュー動画を公開している。その中で、グーグルの検索エンジンが民主党側に有利なように結果を意図的に操作していることを暴露している

 

こうした報道は全て、巨大IT企業が体質的に保守側に対してバイアスを持っていることを裏付けている。世界で最も厳しいネット検閲を行っている社会であるチャイナ、その国民を「ヘイト・スピーチ・エンジニアリング」のチーム・メンバーに採用するという選択をフェースブックが行っているということは、同社の人間たちが次のように考えていることを示唆する:「検閲と言論の抑圧を行うには、その道の専門家であるチャイナに依頼しよう」と。

 

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