トランプ大統領が国防総省の顧問団を刷新　これに対して左派メディアと民主党側が異常な恐怖反応を示す -

トランプ政権は、11月25日（水曜）、国防総省の11人の顧問団を解任した。このニュースを受けて、左派メディアと民主党側が異常な反応を示している。その反応を見れば、空想段階でしかないバイデン政権の内部で恐怖とパニックが起きていることを垣間見ることができる。

この国防総省の人事の刷新について、エポックタイムスは次のように報じている：

トランプ政権は25日、国防総省の防衛政策委員会（Defense Policy Board）の11人のメンバーを解任した。ヘンリー・キッシンジャー元国務長官などが含まれている。

国務総省の連絡調整官であるジョシュア・ホワイトハウス（Joshua Whitehouse）氏は同日午後、発表した。

米外交政策雑誌「フォーリン・ポリシー」は、トランプ政権の高官などの話として、11人の委員には、キッシンジャー氏のほかに、第2期クリントン政権で国務長官を務めたマデレーン・オルブライト（Madeleine Albright）氏、元海軍大将のゲイリー・ラフヘッド（Gary Roughead）氏、下院情報委員会のメンバーだったジェーン・ハーマン（Jane Harman）氏、元国防副長官のルディ・デ・レオン（Rudy de Leon）氏が含まれている。

また、下院共和党院内総務を務めたエリック・カンター（Eric Cantor）氏とブッシュ政権で財務次官を担任したデービッド・マコーミック（David McCormik）氏も、同委員会から除名された。両氏は、ジェームズ・マティス元国防長官の招きで同委員会に入った。

残りの4人は、クリントン政権の司法副長官であったジェイミー・ゴアリック（Jamie Gorelick）氏、米政府の核拡散問題担当特使を務めたロバート・ジョセフ（Robert Joseph）氏、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の国家安全保障顧問であったジャック・ダイアー・クラウチ（J.D. Crouch II）氏と、元国防総省高官のフランクリン・ミラー（Franklin Miller）氏。

彼らの後任として、トランプ大統領は退役したアンソニー・タタ陸軍准将に防衛政策委員会を引き継ぐよう指名している。

この国防総省の防衛政策委員会の入れ替え人事について、反トランプの極左メディア、CNNは次のように報じている：

トランプ政権は、国防総省の文民指導部の体制を刷新した。最高級幹部の数人を退任させ、彼らの代わりに大統領の支持者と思われている人物たちを据えた。

この突然の変更は、トランプ大統領がマーク・エスパー国防長官を解任した約24時間後に国防総省が発表した声明の中で行われた。この発表は、国防総省内部にいる職員たちを緊張状態にしており、次に何が起きるのか懸念している軍人と文民職員の間で警戒感が高まっている。・・・

混沌とした人員の入れ替え期間は、国家安全保障を毀損する可能性があるという懸念が高まっている。

高官たちはトランプが大統領に就任して以来、彼が下してきた予期できない決定にこれまで対応してきたが、選挙以来、現在の不安定性の水準は着実に高まっている。・・・

陰謀論者たちとトランプ支持者たち

国防総省で新たな役職に就任した中に、物議を醸している退役したアンソニー・タタ陸軍准将が含まれる。別の国防総省の職員によると、同氏は、国防総省でトップの防衛政策の立場に就任し、火曜（11月10日）に辞任したジェームズ・アンダーソン前国防副次官の役職を引き継いだ。

タタは、今夏、政策担当国防次官に指名されていたが、民主党側からの反対により指名が撤回されていた。

CNNのKFile（＊）は、同氏が数多くのイスラム恐怖症的なコメントや攻撃的なコメントをしており、様々な陰謀論を広げていると報じていた。2018年に行われた数件のツイートの中で、同氏は、オバマが「テロリストのリーダー」だと主張しており、オバマが米国に危害を加え、「歴史上のどの大統領よりもイスラム諸国を支援していた」と主張していた。・・・

民主党側はこうした展開（次々行われる国防総省での人事刷新）に恐れを抱いている。・・・

「これは狂気だ」と1人の国防総省職員は語った。

エスパーやその他の高官たちを排除することで、バイデンの政権移行チームが彼ら（解任された高官たち）の経験から恩恵を受けられなくなると、複数の職員たちが指摘している。・・・

国防総省では、（トランプ政権の）壮大な計画とは何なのか理解している人は誰もいないとこの職員は語った。・・・