トランプ大統領が大統領令に署名——ジョン・ダーラム連邦検事に機密情報の開示権限を与える——ロシアゲート疑惑の捜査で

左から順にジェームズ・コミー元FBI長官、オバマ元大統領、モラー元特別捜査官(Photo via Flickr)
トランプ大統領は、ジョン・ダーラム連邦検事に大陪審で機密情報を開示する権限を与える大統領令に、12月18日に署名した。ホワイトハウスがこの事実を12月22日(火曜)に発表した。ジョン・ダーラム連邦検事は、ロシアゲート疑惑がでっち上げられたものであったこと(通称、「クロスファイヤー・ハリケーン捜査」)について捜査を行っている。
ウィリアム・バー司法長官も、先週報じられたWSJ紙とのインタビューで、「もちろん、ロシアは(アメリカの)選挙に悪いことをやった。しかし、これがトランプ選挙陣営と共謀して行われたと言う考え——それについては一切の証拠がなかった。これは完全にでっち上げられていた」と認めている。
保守系メディアであるザ・フェデラリストのショーン・デービス記者は次のように報じている:
The White House announced today that Trump signed an order on Dec. 18 giving John Durham the authority to present classified information to a grand jury investigating the Russian collusion hoax.
— Sean Davis (@seanmdav) December 22, 2020
Previous DOJ regulations required the consent of the specific classifying agency. pic.twitter.com/VvqxKChb7B
【訳】本日、ホワイトハウスは、トランプが12月18日に大統領令に署名したと発表した。この大統領令は、ジョン・ダーラムに、ロシアとの共謀というでっちあげを捜査している大陪審に対して、機密情報を開示する権限を与える。
以前の司法省の規則では、機密指定している特定の省庁からの同意を得ることを義務付けていた。
Trump's order eliminates the ability of the CIA or other intelligence community agencies from exercising a veto over whether documents or info they generated may be presented to a grand jury empaneled by John Durham to investigate the Russia hoax. https://t.co/1RPRyrlfKI
— Sean Davis (@seanmdav) December 22, 2020
Gab(ギャブ)でフォロー【訳】トランプによる大統領令は、CIAや他の諜報機関から拒否権を発動する能力を奪うことを意味する。その拒否権とは、CIAや他の諜報機関が自ら作成した機密文書や情報について、ダーラム連邦検事がロシアゲート疑惑のでっち上げを捜査するために選出した大陪審に、それらを開示することを拒否する権限である。