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GameStop株をきっかけに「ウォール街のヘッジファンドを潰せ!」と民衆の間で広がる動きにアジアからビリオネアーも参戦——「これは父さんの敵討ちだよ」とRedditユーザが投稿したメッセージも話題に

「これは父さんの敵討ちだよ」とRedditユーザが涙のメッセージを投稿——GameStop株をきっかけに「ウオール街のヘッジファンドを潰せ!」と民衆の間で広がる動きにアジアからビリオネアーも参戦

映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』より(Screenshot via Flickr)

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/nrGw2 (『https://』は省略可能です)

民衆が団結して蜂起したことで、今週ウォール街のヘッジファンドたちを倒産間際まで追い込んだ『GameStop(ゲームストップ)株事件』が発生した。(この事件の経緯についてはここで詳しく紹介した。)

 

証券取引委員会(SEC)も調査を開始した他、ホワイトハウスがGameStop株の売買取引を停止させるよう圧力をかけたという内部リーク情報や、ジャネット・イエレン財務長官が今回の事件に関わっているヘッジファンドのCitadelから8000万円以上の講演料を受け取っていたことも明らかとなり、この混乱はまだ終わりが見えない。

 

民衆たちの蜂起により、空売りを仕掛けていたヘッジファンド各社は、これまでに合計700億ドル(約7兆円)の損失を出したとの報道もある。さらに、空売りだけでなく、アメリカの金融システムそのものに「パイプの詰まり」を引き起こしており、市場崩壊の可能性があると指摘されている

 

ネット証券各社は、GameStop株などのターゲットにされた株の売買を強引に停止したが、中でも格安ネット証券会社のRobinhood(ロビンフッド)は、個人顧客が保有していた株式を安値で強制売却させたため、ニューヨーク州で集団訴訟が起こされている。同証券会社は手持ちの資金不足に陥っており、投資家たちから緊急で10億ドルの資金を調達しているが、同社については破綻が囁かれ始めた

 

そして蜂起した民衆たちは、GameStop株の次に銀(シルバー)のETF株をターゲットにしているとの情報もある。

 

こうしたウォール街のヘッジファンドを転覆させようとする民衆の蜂起は、アメリカの金融版「アラブの春」に例えられる歴史的な事件となっており、一部の識者たちもこれはまだ始まったばかりだと指摘している。民衆たちを、巨人ゴリアテに立ち向かうダビデに例えるところもある。

 

そして今回の金融版「アラブの春」に参加した1人のアメリカ人ユーザSpace-Peanutが、この蜂起に参加する個人的な動機をRedditに投稿して話題となっている:

これは父さんのためだよ。

 

住宅市場が崩壊したことで、僕の家族に嵐が襲ったときのことを僕は覚えている。僕の父さんが経営していたコンクリート会社は、ほぼ一夜にして倒産した。僕の父さんは自宅を失った。僕の叔父さんも彼の自宅を失った。父さんを手伝っていた僕の兄さんは、自宅のキッチン・テーブルの上で父さんがポケットから取り出した小銭を数えるのを手伝っていたのを僕は覚えてる。それが、父さんがこの世で持っていた全財産だった。僕の家がこんな状況になっている時、ヘッジファンドの連中たちは文字通りシャンペンを飲みながら、「ウォール街を占拠せよ」のデモ参加者たちを見下していた。僕はこの時のことを絶対に忘れない。

 

僕の父さんは、この時の打撃から立ち直ることはなかった。彼はますますアルコール依存症へと堕ちていき、今では抜け殻のような存在となり死を待つだけとなっている。

 

これが僕が持っている全財産だ。そして僕は、彼ら(ヘッジファンドのやつら)が僕を破滅させるために彼らが必要とするものを与えてしまうくらいなら、僕はこの全財産を失ってしまった方がいい。僕からお金を奪っても、僕を傷つけることにはならない。なぜなら、僕はお金に全く価値を見出していないからだ。彼らを困らせるためなら、僕はお金を燃やすだろう。

 

これは父さんのためだよ。

 

そして民衆たちに同情したビリオネアー投資家のジャスティン・サン氏が、この「ゴリアテとの戦い」にアジアから参戦している。

【訳】100万ドルでは十分ではないようだから、私は今晩、市場が開いたらアジアから1000万ドル分のゲームストック株($GME)を買うことにする!一致団結して、こうした強欲なヘッジファンドたちを破産させる時がきた!(Reddit掲示板の)WallStreetBets、40億人のアジア人コミュニティー、そして2000万人の$TRX(トロン)コミュニティーが君たちを支援する!これをやってやろう!

 

(添付画像)ジャスティン・サン(アジアのビリオネアー)が、僕たちを支援してくれる。彼も加わる。

 

そして「巨人ゴリアテ」に立ち向かう「ダビデ」たちを支援している富豪は、ジャスティン・サン氏やイーロン・マスク氏だけではない。マーク・キューバン氏は、「巨人ゴリアテ」を倒すための具体的な戦略を「ダビデ」たちに伝授している。

 

【訳】ゲームストック株への空売りとDe-Fiについて話をしよう。既に大量の空売りが仕掛けられている株に誰かが空売り投資をする場合、彼らはその株式を(証券会社から)借りるために手数料を払わないといけない。ゲームストック株の場合、この手数料は今週30%近辺をうろついている。空売り投資家たちは、この手数料(株価x 30%)/360を毎日支払わなければいけない。De-Fiの場合だと、この手数料は年率(APR)で30%。

 

【訳】ロビンフッド証券の個人トレーダーでGameStop株を保有している人たちについては、このお金(手数料から得られる利益)は、ウォール街の企業の名前で処理されている。これはつまり、年率(APR)30%の手数料は、その100%がロビンフッド証券に行くことを意味する。こう想像してみるといい。もしあなたが仮想通貨を貯めているとして、その年率30%をプラットフォーム企業が受け取っているのにその手数料収入をあなたに支払っていなかったとしたら?何が起きる?

 

【訳】これが、ウォール街が平民たちを搾取する一つの方法だ。もしロビンフッド証券から引っ越す場合、株式を保有するときにあなた自身の名前でその株式を(空売り投資家に)貸し出すことを可能にする証券会社を探すべきだ。そうすれば、利回り収入(株式そのものにおいて利回りを収穫できる!)を得られる。全ての証券会社がこれを許可しているわけではない。

 

【訳】もし証券会社がこれを許可している場合、一つのトリックは、高い年率(APR)で空売り業者に株を貸し出すということだ。(私はこの両方の立場を経験したことがある。)そして、自分の株式をコール・バック(回収)する。そうすることで、空売り業者は強制的に株を購入して空売りポジションを解消しなければいけなくなる。もしこれをWallStreetBets(ネット掲示板の民衆)が一斉に行えば、最大級の「ショート・スクイーズ」(つまり空売りを仕掛けているヘッジファンドの大損失)を引き起こすことになる。

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