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米大使が台湾を正式訪問し「国」と発言——1979年以来42年ぶり

米大使が台湾を初訪問し「国」と発言——米大使による正式訪問は1979年以来初

呉外交部長、ウィップス大統領、ヘネシー-ナイランド大使(写真:台湾外交部)

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米国のジョン・ヘネシー-ナイランド大使は、今週3月29日(月曜)から30日(火曜)にかけて台湾を正式に訪問した。米国の大使が台湾を正式に訪問するのは42年ぶり。チャイナ政府は、米国政府に対して、台湾の民主主義や独立を支持する勢力を支援するような「火遊び」は止めろと繰り返し警告していた。

 

ジョン・ヘネシー-ナイランド大使は、西太平洋にあるパラオ共和国に駐在している米国大使。パラオ共和国は、中華人民共和国ではなく台湾を正式な国交相手として認めている15カ国の一つ。ヘネシー-ナイランド大使は、パラオ共和国のスランゲル・S・ウィップス・Jr.大統領が率いる代表団を伴い、今週初めに台北を訪問した

 

ロイター通信は次のように報じている:

ジミー・カーター元大統領が、1979年に北京政府を選び、台湾との関係を絶って以来、米国大使として初めて公式に台湾を訪問した。・・・

 

ウィップス大統領は、米大使(大使は記者からの質問は受け付けなかった)が同地域における民主主義と自由への共通したコミットメントを示すために、この地を訪問したと語った。

 

小国として、私たちは容易に浸透されてしまう可能性がある。そのため、私たちが自国を守り、自国の安全保障を確保できるかは、私たちのパートナー国によって決まるのです」とウィップス大統領は語った。

 

まさに米大使が台湾を訪問中の29日(月曜)、チャイナの空軍機10機が台湾の防空識別圏に侵入した。先週金曜には、過去最大の20機が台湾の領空に侵入したと報じられたばかり

 

「戦狼外交官」と呼ばれるチャイナ外交部の趙立堅報道官は、米大使が台湾を訪問したことについて質問されると次のように激しく非難した:

私が強調したいのは、「一つの中国原則」は、国際関係において普遍的に認められた規範であり、世界の大多数の国が認め、受け入れ、実践している共通のコンセンサスであるということだ。

 

一方、台湾の外交部は次の投稿を行っている:

【訳】なんという3人指導体制! 呉外交部長、ウィップス大統領、ヘネシー-ナイランド大使は、3国間の協力に関して一体となっている。#台湾🇹🇼、#パラオ🇵🇼、#アメリカ🇺🇸は、#インド太平洋地域と世界の平和、安全、繁栄を促進するために協力する善の力だ。

 

しかしチャイナの趙立堅報道官は、改めて米国に「九段線」を押し付ける発言をしている:

(米国は)台湾問題が非常にセンシティブな問題であることを十分に認識しなければならず、「一つの中国原則」と3つの中米共同声明を遵守すべきだ。

 

台湾とのいかなる公式な交流をやめ、台湾独立勢力に誤ったシグナルを送ることを控え、一線を越えようとする試みをやめ、慎重に台湾関連の問題を適切に処理しなければ、中米関係や台湾海峡の平和と安定を損なうことになる。

 

西アジアにおける地政学が専門のシャーミン・ナルワニ氏は次の投稿を行っている:

【訳】空回りする帝国は、何の戦略も持たずにまた激しく非難している。ポップコーンを用意して、チャイナが米政府に「クリミア」(と同じ侵略)を仕掛けてくるのを待っている。

 

しかしヘネシー-ナイランド大使は、チャイナによる非難の言葉や防空識別圏への侵入に怯むどころか、台湾を「承認された国(a recognized country)」と呼ぶ発言を行ったことが地元メディアによって報じられており、チャイナ側を大いに挑発している。

 

ロイター通信とAFP通信は、ヘネシー-ナイランド大使の次の発言を引用して報じている:

「ここ台湾では、米台間の関係を「真の友人、真の進歩」と表現していますが、この表現は、米国、台湾、パラオの3カ国にも当てはまると私は確信しています」。

 

このような言葉の選択がバイデン政権下の国務省で「当たり前」となれば、これまで考えられていたよりもはるかに速いスピードで、米中がこの地域で衝突し、両国の関係が崩壊していくことは確実だろう。

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