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ナンシー・ペロシ下院議長、2022年北京冬季五輪のボイコットを呼びかける——チャイナによる人権侵害を理由に

ナンシー・ペロシ下院議長も2022年の北京冬季五輪のボイコットを呼びかける――チャイナによる人権侵害を理由に

2022年北京五輪の聖火公開式|2021年2月3日撮影|Photo courtesy of International Olympic Committee)

米連邦議会のナンシー・ペロシ下院議長(民主党)が、新疆ウイグル人に対するチャイナ政府の人権侵害を理由に、2022年北京冬季五輪のボイコットを呼びかける動きに合流した。アメリカの上級政府関係者として、北京五輪のボイコットを呼びかけたのはペロシ下院議長が初となるロイター通信が米国現地時間の5月18日(火曜)に報じた。

 

ペロシ下院議長は次のように語っている:

大量虐殺(ジェノサイド)を考慮してもなお、オリンピックのためにチャイナを訪問する首脳には、人権について発言する道徳的権威はないでしょう

 

さらに、ペロシ下院議長は次の発言を行っている:

【訳】ナンシー・ペロシ下院議長は、チャイナが強制労働を犯していることを理由に、2022年北京オリンピックを外交手段によってボイコットするよう呼びかけている。

 

オリンピックの企業スポンサーが、自社の利益を心配するあまり、チャイナによる虐待から目を背けているのを見るのは何と悲しいことでしょう」。

(太字強調はBonaFidr)

 

チャイナ政府は、新疆ウイグル人に対してジェノサイドを行っているという自国への非難に対して、米国は警察官による国民への暴力や奴隷の歴史があり偽善であると、逆に米国を非難している。

 

北京五輪をボイコットすべきという声は、米国内では超党派の動きとなっている。元国連大使で、サウスカロライナ州知事を務めたニッキー・ヘイリー氏は次のツイートを投稿し、ウイグル人、チベット人、そして香港の住民を支持すると表明している。

【訳】共産主義のチャイナがジェノサイドを行っていながら、世界が北京オリンピックに参加するなどということは考えられないことだ。

 

私は、ウイグル人、チベット人、そして香港の住民とともに、2022年の北京オリンピックのボイコットを支持する。

 

【訳】この告発をリードしてくれているこれらのグループに感謝する。

@UyghurCongress

@SFTHQ

@CUyghurs

@wethehongkonger

@KeepTaiwanFree_

@tibetaction

 

一方、ジョー・バイデン大統領(*)は、チャイナ政府と利益を共有する馴れ合いの関係にあるため、北京五輪をボイコットするよう公に呼びかけるとは考えられていない。今後は、トランプ前大統領や上院議会の大物共和党議員が、北京五輪のボイコットを呼びかけないバイデン大統領を偽善者(hypocrite)であると非難することが予想される。(米国では「偽善者(hypocrite)」と呼ばれることは大きな侮辱。)

 

(*正統性が疑がわれている。)

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