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パランティア社の共同設立者、「愚か者たちが連銀を運営している」——チャイナはそれを利用してドルの基軸通貨としての地位を脅かそうとしている

パランティア社の共同設立者、「愚か者たちが連銀を運営している」――チャイナはFRBの愚策を理由に米国のトップ金融機関やビリオネアーたちに人民元を手放さないよう働きかけている

ジョー・ロンスデール氏(Photo via Flickr)

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/GVGvC (『https://』は省略可能です)

PayPal創業者のピーター・ティール氏と共にパランティア社(*)を創業したジョー・ロンスデール氏は、5月25日(火曜)、金融系ケーブル局のCNBCに出演し、暗号通貨や、その出現により通貨に対するコントロールを失いつつある各国の中央銀行が、その支配権を再び中央に取り戻そうとする動きについて自論を披露した。

 

(*パランティア社は、監視カメラやインターネットなどから収集した膨大な個人データを「フュージョン・システム」により解析するサービスを警察や政府当局に提供している。詳しくは今年2月、この記事で紹介している。)

 

かつて、ヘンリー・キッシンジャー氏は、「マネー(金融)を支配する者が世界を支配する」と語った。彼のこの発言は、マイアー・アムシェル・ロートシルト(英語名:ロスチャイルド)が語った悪名高い格言、「私に国の通貨の発行権と管理権を与え給え。そうすれば、誰がその国の法律を作ろうと私は気にしない!」と共通するものである。

 

そして現在、「通貨(マネー)を管理する者たち」への信頼が失われたことで、政治的にも法的にも干渉を受けない分散型のマネーを「管理」する暗号通貨に逃げ場を求めて、大量の資産が流入していることは当然の成り行きともいえる。

 

ロンスデール氏は、様々なDeFi(分散型金融)プラットフォームがもたらした創造的破壊について自らの考えを語りながら、JPモルガン銀行のジェイミー・ダイモンCEOのようなエスタブリッシュメントが新興企業に対する規制の強化を要求していることについては、次のように批判している:

ジェイミー・ダイモンは、優秀な人材を確保できないという事実に恐れおののいている・・・最も才能ある人材は銀行には行きたがらない。なぜなら、そこでは創造性を発揮することが許されないからだ・・・規制当局が彼らの仕事人生を本当に難しくしているからだ。

 

(抜群に頭の良い人たちは、楽しくクールなことをするために)ゴールドマン・サックスを去り、スタートアップ企業に入っている。

 

これは、資本主義の古い金融レガシーが、この中央集権的な政府規制システムによって搾り取られて干上がり、破壊されていることを意味しており、その一方で、最も賢い人たちは皆、創造的なことをするために逃げ出している。

 

(だからジェイミー・ダイモンは規制強化によりスタートアップ企業が)イノベーションを起こすのをより困難にしようとしている・・・こうした才能ある人たちが望むことを阻止することは、私たちの国にとって良いことではない

 

シリコンバレーのビリオネアーであるロンスデール氏は、金融やヘルスケアなど様々な経済分野について語り、そうした分野ではビッグ・データを活用した創造的破壊の機が熟していると語っている:

今、経済全体がクラウドの活用やビッグデータの活用へと移行してるが、これらの業界はまだ初期段階にすぎない。

 

そして話題が暗号通貨と米国の中央銀行である連邦準備銀行(FRB)へ移ると、パランティアの創業者ロンスデール氏は、誰もテレビでは口にしない真実を語り、CNBCの司会者を面食らわせている:

この国では、専門家たちや彼らの中央集権化された地位に対して「偏執的な崇拝(フェティシズム)」を抱いている・・・

 

・・・今、連銀(FRB)について本当に怖いのは次のようなことだ。ニューヨークにいる最も頭のいい友人たちと話していると、彼らは通常であれば「私はFRBに反対するかもしれないけど、彼らは本当に頭がいい」と言う。

 

しかし今、私が話をしている分断された政治のどちらの側にいる人たちも口を揃えて、「ワオ、FRBを動かしているのは本当に愚かな連中だ」と言っている・・・これは本当に恐ろしいことだ・・・チャイナも今、まさにこのことに気付いている

 

ロンスデール氏は、チャイナが米国のトップの金融機関やビリオネアーたちに人民元を手放さないよう働きかけていることを指摘し、次のように警告している:

チャイナは、「FRBは狂ってしまった、彼らはドルを破壊しようとしている・・・しかし私たちは人民元を破壊しない」とアメリカのトップの金融機関に約束している・・・「私たちは、人民元の利回りを高く保つつもりだ。あなた方は自分たちのお金をチャイナに置いたままにした方がいい。その方が安全だ」と言っている。

 

個人的に・・・政治的に、私はこれを全く良いことだとは思っていない。しかし、私が知る非常に賢い人たちは、米ドルが負ける方に賭けている。連銀や、米国金融の中央集権化された金融システムが負ける方に賭けている。なぜなら、狂った人たちがそれを仕切っているからだ。

 

連銀が独自の中央集権化された(デジタル)通貨を持とうとするのはとんでもないことだ。それは非常にトップダウンのものだからだ。分散化しないといけない。彼らは金融システムをコントロールすべきではない。それがまさに今行われている大きな戦いだ。

 

ロンスデール氏は、チャイナがもたらす脅威は想像以上に深刻であると繰り返している:

チャイナは積極的に行動しており、「あなたも私も知っているように、FRBの人々は気が狂ってしまった・・・」と警告して回っている。

 

(FRBの)彼らは狂ったようにドルを刷り、ジャネット・イエレン(財務長官)の要求に応じて必要以上の量を刷っている・・・

 

今のFRBは正気を失っている・・・そしてチャイナはそれを利用して、ドルの基軸通貨としての地位に傷をつけようとしている

 

ロンスデール氏が出演したCNBCの番組動画

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