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「mRNAワクチンを接種した人たちはウイルスのスパイクタンパク質を体から発散する」と投稿した専門家のツイートをツイッター社が削除

「mRNAワクチンを接種した人たちはウイルスのスパイクタンパク質を体から発散する」と投稿した専門家のツイートをツイッター社が削除

ルイージ・ウォーレン氏(Photo courtesy of lifeboat foundation)

ツイッター社は、mRNA技術のパイオニアであるルイージ・ウォーレン氏が5月26日に投稿した「ウイルス発散(viral shedding)」に関するツイートを削除した。「ウイルス発散(viral shedding)」とは、ワクチンによって体内からウイルス粒子が外に放出され、他人に感染のリスクをもたらす可能性があるプロセスを指す概念。ツイッター社は、このツイートを削除した理由や、mRNA技術の専門家であるウォーレン氏が同社プラットフォームを利用することを制限した理由を説明していない。

 

以下は、ウォーレン氏が5月26日に投稿したツイート。それに対して、ツイッター社は「投稿を削除せよ」と命じている。(Image via Reclaim the Net)

【訳】「発散(shedding)」という考えは、ワクチンを接種した人が、ウイルス(そのもの)ではなくスパイクタンパク質を排出するということだと思う。また、mRNAワクチンを接種した人がスパイクタンパク質を排出することは確かに本当であるが、その量は極微量であり、他の人に病気/不快感(病気の前兆)を与えることはほぼありえない。

 

ルイージ・ウォーレン氏について、Reclaim The Netは次のように紹介している:

現在、カリフォルニアに拠点を置くバイオテクノロジー企業Cellular Reprogramming社のCEO兼社長であるルイージ・ウォーレン氏と、モデルナ社の共同設立者であるデリック・ロッシ氏は、mRNA技術のパイオニアと言われている。

 

2010年、二人はmRNAを用いた細胞初期化に関する画期的な論文 “Highly efficient reprogramming to pluripotency and directed differentiation of human cells with synthetic modified mRNA”(『合成された修正mRNAを用いたヒト細胞の多能性への高効率な再プログラミングと指向性分化の実現』)を世界で初めて発表した。

 

雑誌『サイエンス』や『タイム』誌は、彼らの研究を2010年の医学的・科学的ブレークスルーのトップ10に挙げている。

 

ウォーレン氏はツイッター社の判断について異議申し立てを行っているが、同社が申し立て内容を審査するまでウォーレン氏はアカウントがロックされたままである。

 

ウォーレン氏は、ツイッター社に送った申し立ての中で、「私はモデルナ社の(ワクチンの)基礎となった技術の発明者である」と指摘している。

 

果たして、ツイッター社の「ファクト・チェッカー」は科学を理解できるだろうか?

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