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米国に亡命したチャイナ政府高官は国安部副部長のドン・ジンウェイ(董经纬)——RedStateが続報

【資料写真】人民解放軍(Photo via Flickr)

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/28Qm6 (『https://』は省略可能です)

ジェニファー・ヴァン・ラー筆|2021年6月17日(木曜)|RedState

(太字強調はBonaFidr)

 

【この記事は6月6日に掲載した『過去最高ランクのチャイナ政府関係者が米国に亡命』の続報です。】

 

数ヶ月にわたって国防情報局(DIA)に協力しているチャイナの亡命者の氏名と、人民解放軍および政府内における彼の役職等が判明した。

 

マシュー・ブラジルとジェフ・スタインは、Spy Talkで噂話について報じ、この噂されている亡命者の氏名と経歴を次のように紹介した:

中国語の反共メディアやツイッターでは、2月中旬に国家安全部の副部長であるドン・ジンウェイ(董经纬)が、娘のドン・ヤン(董洋)を連れて香港から米国に亡命したという噂で盛り上がっている。

 

董は、チャイナの国家安全部(MSS)、通称「国安部」に長年所属している(もしくは、していた)人物である。公開されている彼の経歴によると、2018年4月に副大臣に昇格して以来、国安部のチャイナ国内での防諜活動、すなわちスパイ捕獲の責任者を務めていたという。この話が事実であれば、董は中華人民共和国の歴史上、最高レベルの亡命者となる。

 

RedStateの情報源は、この亡命者が実際に董であること、彼がチャイナ国内で防諜活動の責任者だったこと、そして彼が2月中旬に米国に飛行機で渡航したことを確認した。カリフォルニア州の大学に通う彼の娘を訪問するためだったとされている。董がカリフォルニアに上陸した際、彼は国防情報局(DIA)の職員たちに連絡を取り、彼が亡命する計画であること、そして彼が持参した情報について彼らに伝えた。そして董は、国防情報局(DIA)に身柄確保されて忽然と姿を消すまでの約2週間、「日常風景の中に潜んでいた」。

 

Spy Talkによると、董の名前は2021年3月にアラスカで開かれた米中サミットの最中に登場したという:

ハン(チャイナの亡命者、ハン・リャンチャオ博士)は水曜に投稿したツイートの中で、匿名の情報源を引用し、チャイナの王毅外相と共産党の外交部長である楊潔篪はアメリカに董の返還を要求したが、アントニー・ブリンケン国務長官はそれを拒否したようだという発言を投稿した。

 

RedStateの情報源は、チャイナの政府関係者たちは実際、米国に董の返還を要求したが、ブリンケンは拒否したわけではなかったという。当時、ブリンケンは、董が米国政府により身柄確保されていることを知らず、米国は董を確保していないとチャイナに伝えたと、この情報源は語っている。

 

RedStateの情報源によれば、国防情報局(DIA)の外部の人間がこの亡命者のことを知ったのは、ここ3~4週間のことだという。それ以前までは、国防情報局(DIA)は(董から)提供された情報を吟味し、彼らはその情報源を明かすことなく、CIAの関係者に収集した情報を突きつけていたという。

 

このSpy Talkの記事で引用されている専門家たちは、基本的にこの亡命は単なる噂話であり、噂話とは常に絶えないものだと語っている。しかしもしそれが事実であれば、それは大事件ではあるが、「大変革をもたらすほどのものではない」とも述べている。董がすでに提供した情報とその量、またその信頼性をよく知る情報源と行った会話からすると、単純に言って今回のケースは彼らが考えているものとは異なる。董は、チャイナの特殊兵器システム、人民解放軍による武漢ウイルス研究所の運営やSARS-CoV-2の起源、そしてチャイナ政府が米国内に持つスパイや情報源に関する詳細な情報を持っているだけではない。董が国防情報局(DIA)に提供した「何テラバイトものデータ」の中には、わが国(米国)の諜報機関や政府高官に関する極めて恥ずべき、そして有害な情報も含まれている。

 

董が提供した情報の一部を、今週初め、ワシントン・フリー・ビーコンが報じた

数百人のチャイナ国籍保有者は、コロナ・パンデミックの発生初期に彼らが(米国に)渡航したことに法執行機関がフラグを立てたことを受けて、連邦政府の調査対象となっている。これらのチャイナ国籍保持者の多くは渡航計画を変更し、2020年1月に予定より早く米国に帰国していた。ドナルド・トランプ大統領(当時)は、2020年1月31日にチャイナからの非米国民および非居住者の入国を制限する大統領令に署名した。

 

このことは、6月3日に様々な国家安全保障機関や法執行機関の間で回覧された内部報告書に記されている。同報告書では、コロナ・パンデミックによる今後の渡航制限を避けるために、チャイナの留学生たちは予定よりも早く米国に帰国したと推測している。米国で最初のCOVID-19患者が確認されたのは1月21日で、それと同じ日、チャイナの科学者はこのウイルスが人から人へ感染する可能性があると発言した。

 

「(諜報機関の)チームは、[渡航者名簿]データベースに登録されている5万8,000人のチャイナ国籍のFビザ/Jビザ保持者を調査し、(米国への)帰国のための渡航が20201月よりも後 [に予定されていた]にもかかわらず、20201月中に帰国した396人を特定した」と同報告書は記している。

 

ワシントン・フリー・ビーコンは、調査対象となっている学生がスパイであるかどうかについて、米諜報機関の職員たちは結論を出していないと報じている。しかし「スパイ」という言葉を使うかどうかに関わらず、これらの学生は、チャイナ政府がパンデミックに対する米国政府の対応を、公開されている文書よりもはるかに深いレベルで理解できるようにする目的で、具体的な情報収集の指令を受けて米国に送り返されたとRedStateは聞かされている。これらの学生(スパイ)たちは、公共政策の変更、経済的な反応と被害、医療システムへの影響(機器や病床の不足などを含む)、サプライチェーンへの影響(半導体などの物資がチャイナから米国に届くのにかかる時間など)、社会不安、そしてそれ以上のことを報告することになっていた。

 

さらに、董は国防情報局(DIA)に以下の情報を提供した:

 

・現在SARS-CoV-2として知られているウイルスの初期の病原性研究

・米国および世界へのCOVID-19の拡散と被害の予測モデル

・SARS-CoV-2の研究やその他の生物兵器の研究に、具体的にどの組織や政府が資金提供したかを示す財務記録

・チャイナに(米国の軍事機密に関する)情報を提供している米国市民の名前

・米国で働いている、または米国の大学に通っているチャイナのスパイの名前

・チャイナ政府から金銭を受け取った米国のビジネスマンや公務員の財務記録

・米国政府高官がチャイナのスパイやロシアの外国諜報機関(SVR)メンバーと(おそらくそうとは知らずに)行った面会の詳細

・チャイナ政府はどのようにしてCIAの通信システムにアクセスし、CIAと協力していた数十人のチャイナの人民が死亡することにつながったか

 

また、董は国防情報局(DIA)に、ハンター・バイデンのラップトップに搭載されていたハードディスクのコピーを提供している。そのハードディスクは、ハンターの卑猥画像中毒問題や、彼(およびジョー)が行っていたチャイナ企業とのビジネス取引に関して、チャイナ政府が持っている情報を示している。董が提供したファイルの中には、チャイナの軍需メーカーであるAVIC Auto社へ、(米国の)Henniges Automotive社(およびそのステルス技術)の売却がどのようにして承認されたかを明らかにしている。

 

繰り返すが、情報源によれば、董は事情聴取を行った国防情報局(DIA)の人物らに対して、米国の大学に通うチャイナからの学生の少なくとも3分の1は、人民解放軍のスパイまたは千人計画の一部であり、これら学生の多くは偽名でここ米国内に滞在していると語った。偽名を使う理由の1つは、これらの学生の多くが軍や党の高位幹部の子供たちだからだ。

 

私たちが最初に報じたように、国防情報局(DIA)は董が行っている主張の信憑性を高く評価している。私たちが最初の報道を行って以降——その報道はCIAの(チャイナを)擁護する者たちに嘲笑されたが——ニューヨーク・タイムズ紙が石正麗博士(武漢ウイルス研究所の「コウモリ女」)への貴重なインタビューを掲載し、ABCニュースがCOVID-19の起源に関する「調査」を開始し、そして今度は反トランプで親CIAのブログが亡命者の実名を掲載したという事実は、情報源が今日RedStateに語った次の発言を立証している:「この亡命者は(DIA以外の)他の諜報機関や法執行機関を腰が抜けるほど恐れさせている」。

 

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