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武漢ウイルス研究所の石正麗博士ら、SARSのような新型コロナウイルスを遺伝子操作で生み出すのに必要な「全ての遺伝子」を2017年には発見していた

石正麗博士(中央)とピーター・ダザック博士(右端)(Emerging Viruses Group photo via Taiwan News)

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/T7AWB (『https://』は省略可能です)

武漢ウイルス研究所の「コウモリ女」こと石正麗博士が率いる研究チームは、『チャイナに生息するコウモリは、新型SARSウイルスを作り出すのに必要な全ての材料を持っている(“Bats in China carry all the ingredients to make a new SARS virus”)』と題する2017年11月30日付けのScienceNewsの記事で取り上げられていた。The National Pulseのナタリー・ウィンターズ記者がこの記事を見つけ出し、6月18日(金曜)にその内容を報じた

 

このScienceNewsの記事は、武漢ウイルス研究所の研究者たちが「(前回の香港で発生した)流行株に似たSARSコロナウイルスを生み出すために必要な全ての遺伝子」を特定したと報じていた。その中には、キクガシラコウモリから採取された11の新たなウイルス株が含まれていた。

 

さらに、武漢ウイルス研究所の公式HPにもこの記事は掲載されていたが、現在は削除されている(キャッシュにその画像が残っている:以下)。

 

武漢ウイルス研究所のHPに掲載されていたScienceNewsの記事

(Screenshot via The National Pulse)

 

ScienceNewsの2017年の記事は次のように報じていた:

チャイナ南部の雲南省にある洞窟のコウモリを5年間にわたって調査した結果、石正麗と彼女の研究仲間たちは、キクガシラコウモリ(特にキクガシラコウモリの一種、Rhinolophus sinicus)からSARSに関係したウイルスである新種11株を発見した。これらの株の中に、(前回の)流行株に似たSARSコロナウイルスを(新たに)生み出すために必要な全ての遺伝子を発見したと、中国科学院武漢ウイルス研究所のウイルス学者である石は語っている。

 

これらの新しい株は、これまでに確認されたコウモリ・ウイルスよりもヒトに感染するSARSに類似していると、ボルチモアにあるメリーランド大学のウイルス学者、マシュー・フリーマン氏は語っている。

 

また、現在は削除されているが、武漢ウイルス研究所のHPで、石正麗と彼女の研究仲間たちは、「これら(新しい)株のいくつか」は、ヒトの細胞内で増殖することが可能であることを発見したとも記していた:

石と彼女の同僚らは、新種のウイルスの完全な遺伝子構造を解析することで、オリジナルのSARSウイルスを誕生させることになった可能性がある段階を遡って調べた。これらウイルスのDNAの中には、特に再編成されやすい場所がいくつかあるように見え、再混合が頻繁に起こっていた。この研究は、ウイルス間の組み換えがSARSの進化を形成したことを示唆している、とバリックは語っている。

 

石のチームは、これらのうちのいくつかの株がすでにヒトの細胞で増殖することを発見した。このことは、「これらのコウモリを宿主とするウイルスが人間に飛び移る可能性がある」ことを示しており、「それが実際に起きるかどうかは、誰にもわからない」とフリーマンは語っている。

(太字強調はBonaFidr)

 

Daily Callerの報道によると、この記事が掲載されたのと同じ2017、アメリカ国立衛生研究所(NIH)の下部組織であり、アンソニー・ファウチ博士が所長を務める国立アレルギー感染病研究所(NIAID)は、政府の監視組織の承認なく、チャイナの武漢でコウモリのコロナウイルスを遺伝子操作する危険な研究に助成金を拠出することを再開した。コロナウイルスをヒトに感染しやすくする機能獲得型研究に、連邦政府が助成金を拠出することは、2014年に一時凍結されていた。この政府決定が下される4ヶ月前、国立衛生研究所(NIH)は、研究助成金をニューヨークにあるNPO組織のEcoHealth Allianceに移し替えて拠出していた。同NPO組織は、ピーター・ダザック氏が代表を務めている。(彼の名前は、「ダザック」とも「ダジャック」とも発音されている。オーストラリアのシャリ・マークソン記者は、「ドージャック」がより正しい発音と言っている。)

 

そしてワシントンポスト紙のコラムニスト、ジョシュ・ロギン氏によると、武漢ウイルス研究所は、「米国の大学や研究機関と協力して機能獲得研究にオープンに参加していた」

 

しかし2017年、「『潜在的パンデミック病原体の管理と監督(Potential Pandemic Pathogens Control and Oversight:P3CO)フレームワーク』がアメリカ保健社会福祉省(HHS)内部に形成された」。このフレームワークは、「機能獲得」や同様のリスクを伴う研究へ助成金を拠出する前に、危険な病原体の機能強化に伴うリスクや、適切な保護措置が講じられているかどうかを評価することを任務としていた

 

EcoHealth Allianceに研究助成金を拠出していた、ファウチ所長の国立アレルギー感染病研究所(NIAID)は、その助成金が審査を受ける必要はないと判断し、『潜在的パンデミック病原体の管理と監督(P3CO)』の委員会に警告を与えることなく、ダザック氏が代表を務めるEcoHealth Allianceとのパートナーシップ関係を再開した——と国立衛生研究所(NIH)の広報官はDaily Callerに語っている。

 

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