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オールドメディアが伝えない海外のニュース

アマゾン・プライムのドラマ『ユートピア〜悪のウイルス〜』——偽ウイルスを使い世界の人口を不妊にするというワクチン政策がテーマ

Photo courtesy of Amazon

コロナ・パンデミックが深刻を極めた頃の昨年9月、Amazonプライム・ビデオでドラマ『ユートピア〜悪のウイルス〜』が配信開始された(日本の配信開始は10月30日)。このドラマは、ウイルスが意図的にばら撒かれ、それに恐怖を抱いた人々に、人口抑制を目的としたワクチンが提供されるというストーリー。

 

『ユートピア』は、元々2013年に英国のChannel 4で放送されたドラマのリメーク作品となっている。

 

物語は、漫画好きのグループを中心に展開する。彼らは未発表の漫画原稿を発見するが、それは世界の人口を削減するためにニセのグローバル・パンデミックを生み出すという、現実の筋書きであることが後に判明する。

 

このウイルスは本物であるということを人々に信じ込ませるため、一部の人たちは殺害されたり毒殺される。人々が次々と亡くなることがトラウマになった世界の人たちは、1世代あたり5億人にまで地球上の人口を抑制するために、彼らの大多数を不妊にするワクチン接種を受けることを説得させられる。

 

そして主人公の漫画好きグループは、この陰謀を告発しようとするが、闇のディープ・ステート組織に追い詰められてしまう。

 

このドラマのストーリーが、あまりに一部の「陰謀論者」たちがCOVID-19について唱えている主張と酷似していることから、Slateなどのリベラル系メディアは、このドラマは公開されるべきではないと主張していた:

人々を騙して危険なワクチンを接種させるために、影の勢力がニセのパンデミックを作ったなどと主人公が信じ込んでいるようなストーリーを楽しむことはできない。まさにそのように信じている人たちが、何万人ものアメリカ国民を殺害する手伝いをしているという今のご時世に。

 

左派メディアのニューヨークタイムズ紙も、作者のギリアン・フリン氏は『ユートピア』に「コロナウイルスと不吉な類似性」があることを知っていたと報じている。しかし、ギリアン・フリン氏はQアノンなどの陰謀論者について知るよりもずっと前にこの作品を仕上げていた。

 

アマゾンはこのドラマの第2シーズンを発注しない決定を下したため、2020年11月、同ドラマは第2シーズンが製作されることなくキャンセルされている。

 

このドラマの第1シーズンは日本国内でも配信されている

 

予告動画:

 

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