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オールドメディアが伝えない海外のニュース

チャイナのトップ核科学者が投身自殺【閲覧注意】——広東省の台山原発で燃料棒の劣化事故が発生したと報じられたわずか3日後

建設中の台山原発(Photo credit: Philippe Lauret)

6月14日、香港の近くにある台山原発で燃料棒が劣化したため冷却システムで増加した「希ガス」を大気中に放出したと報じられた。台山原発の開発を支援し、またその一部を所有している仏フラマトム社は、米国エネルギー省に「放射能の脅威が差し迫っている」と警告し支援を求めた。この原発事故が報道されてから3日後、チャイナのトップ核技術専門家が投身自殺したとサウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)紙が6月18日(金曜)に報じた。

 

自殺したのはチャイナのトップ核科学者の一人であるハルビン工程大学副学長の張志堅氏。大学の本館ビルから自ら飛び降りて亡くなった。

 

張志堅氏が大学の建物から飛び降りる瞬間を撮影した動画が投稿されている(閲覧注意):

【訳】6月17日9時34分、党委員会常務委員でハルビン工程大学副学長の張志堅教授が工程大学本館から転落し、死亡した。

 

この動画をGIF動画にしたもの:

 

サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)紙は、黒龍江省の省都警察が死因から他殺の可能性を除外したと報じている:

「ハルビン工程大学は、2021年6月17日午前9時34分に、張志堅教授が遺憾ながらビルから転落して死亡したことを、深い悲しみをもって発表します。大学は同志である張志堅氏の死を深く悲しみ、彼の家族に深い哀悼の意を表します」と、微博の大学公式アカウントが声明を出した。

 

張志堅氏は、ハルビン工程大学核科学技術学部の教授で、中国核学会の副会長も務めていた。

 

チャイナ北部の黒龍江省にあるハルビン工程大学は、人民解放軍と密接な関係にあるチャイナの2つの大学のうちの1つ。昨年6月、欧米との関係が悪化する中、同大学は米国が開発したコンピュータ・ソフトウェアの使用を禁止された。

 

注目すべきは、原子力発電所の事故が起きた数日後に、チャイナのトップ核科学者が自殺したという不可解な「偶然」について、日本を含む西側のオールドメディアがその謎を追究しようとしなかったことだ。

 

しかしニューヨークを拠点にチャイナの情報を独自発信しているJennifer’s Worldは、張志堅教授が台山原発と関係があったことを発見し、原発事故と彼の死との関連性を指摘している:

さて、問題は、なぜ張志堅は自殺したのか?ということです。

 

写真6を見てみましょう。これは、ハルビン工程大学が彼の死に関して発表した声明のスクリーンショット画像です。そこには、「2021年6月17日午前9時34分に、張志堅教授が遺憾ながらビルから転落して死亡したことを、深い悲しみをもって発表します」とだけ書かれています。そして、警察は殺人の可能性を排除していて、私たちは彼の死を非常に残念に思っている、などと書かれています。

 

写真6

 

つまり、彼の死因についての説明はありませんでした。

 

興味深いことに、台山原発のチャイナ側オーナーである中国広核集団(CGN)は、2005年の時点でハルビン工程大学と協力協定を結んでいました。その協定によると、ハルビン工程大学は、中国広核集団のために原子力分野の人材をより多く育成する一方で、より多くの研究を行うものとするとなっていました。

 

この協力関係は、産・学・研が一体となって、科学的研究成果を生産性へ転換することを促進するものだと言われています。

 

この協定締結から数カ月後の2005年12月、ハルビン工程大学に核科学技術学院が設立され、張志堅はこの学院の責任者になりました。

 

そして2年後の2007年、チャイナとフランスは台山原子力発電所の共同建設契約を締結しました。

 

2009年に台山原子力発電所の1号機と2号機の建設を開始し、2018年12月13日に1号機が商業運転を開始しました。

 

それから、張志堅の経歴を確認してみると、2005年〜2015年までの10年間、核科学技術学院の学院長を務めていたことがわかります。

 

これは、台山原子力発電所の設計・建設期間と重なります

 

この期間中に、張志堅は、中国広核集団や、もしかしたらその他の原子力に関わる企業や研究機関、政府関係者と巨大なネットワークを形成していた可能性が非常に高いのです。

 

チャイナのコメンテーターである周暁輝氏は、張志堅氏の自殺が台山原子力発電所の情報漏洩と関係があるのではないかと強く疑っていると、彼の記事の中で述べています。そう疑う根拠として、チャイナ共産党が情報漏洩について公式に対応した直後に彼が自殺したこと、張志堅氏が中国広東省原子力発電集団やチャイナの原子力産業全体と密接な関係があったことを挙げています。

 

周暁輝氏は、もしかしたら張志堅氏がすでに当局から尋問を受けていたのか、何らかの圧力を受けていたのか、またはこのインシデントに怯えすぎていたのかもしれないと述べています。または、張志堅氏は自分が責任を問われることを恐れていたのかもしれないし、自分の死で何かを隠蔽する必要があったのかもしれない、などとも周暁輝氏は語っています。

(太字強調はBonaFidr)

 

何も決定的な情報は報じられていないが、原発事故が発生したわずか数日後に、その原発と長年のつながりがあるトップ核科学者が突然自殺するというのは偶然と呼ぶにはあまりに不可解な点が多い。バイオセーフティーレベル(BSL)が最高のP4ウイルス実験室がある武漢で新型のウイルスが発生したのも偶然ではない可能性が高いと広く報じられるようになったように、張志堅教授の自殺もいずれ原発事故とは単なる偶然の一致ではないことが明らかになるのかもしれない。

 

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