ニュースレター登録

Loading

オールドメディアが伝えない海外のニュース

バイデンはタリバンに米国製ブラックホーク・ヘリコプターと大量の米国製武器を明け渡す——アフガニスタンで繰り返される「サイゴン陥落」の歴史

ヘリコプターを奪うタリバンの戦闘員(Photo via Twitter/Daily Mail)

タリバンの戦闘員が、8月14日(土曜)、600万ドルする米国製ブラックホーク・ヘリコプター複数機や大量の米国製武器を奪う様子を撮影した動画がSNS上に大量に投稿された。英国デイリー・メール紙など複数メディアが報じた。

 

SNSに投稿された動画には、反乱軍がロシア製Mi-17ヘリコプターをアフガニスタンの都市カンダハル周辺で飛ばす様子も撮影されている。

 

【訳】報道: 👴 バイデンは、タリバンに武器の「金鉱山(ドル箱)」を提供したところ。

(原文の大文字強調を太字で表示。)

 

【訳】タリバンはヘラートで捕獲した少なくとも2機のヘリコプターを運用開始。

 

タリバンの空軍は活発に活動している。米軍機があとどれくらい飛行を続けられるかわからない。

 

#アフガニスタン

 

【訳】ヘラートでタリバンがアフガン軍基地から捕獲したヘリコプターを飛ばしているとの報道

 

TAAF(タリバン空軍)は空を飛んでいる

 

これらのパイロットたちは、元々アフガン軍に所属していた可能性が高い。タリバン武装勢力に加わる前、パキスタン、もしくは米軍から飛行訓練を受けた可能性がある。

 

タリバンの地上部隊と、新たに捕獲した空中のヘリコプターとの間には、実際に連携が取られているようであり、以下の動画はそのことを示している。

【訳】タリバン戦闘員の車列をMi-17ヘリコプターとその乗組員が護衛している。

#アフガニスタン

 

米軍が撤退を始め、アフガニスタンの国が崩壊しそうになる中、様々な異常事態が起きているが、差し迫っているカブールをかけた戦闘では、タリバンが捕獲した米国製ヘリコプターが実際に運用されることになるかもしれない。

 

一方、タリバンによるカブールへの急速な前進は続いている。この時点で、首都の陥落は時間の問題となっている。

【訳】New:米国政府関係者は、タリバンに対して、米国の撤退が完了するのを待つよう訴えている。そうすれば、「国際社会とアフガニスタン人の双方が、タリバンの首都入りを受け入れる可能性が高まる」と述べている。

 

* * *

 

一方、FOXニュースは8月13日(金曜)、アフガニスタンが崩壊する中、ジョー・バイデンが休暇を過ごしていることを批判する見出しをトップページに掲載した。カブールにいる米国政府の外交スタッフが必死に大使館の閉鎖をし、3,000人の海兵隊員が完全避難を援助するために現地に向かっている中、ジョー・バイデンは休暇を過ごすためにキャンプ・デービッドに飛び、この日、記者からの質問には一切答えなかった。

 

タリバンがカブール攻撃を視野に入れている中、国務省は、大使館に対して文書の焼却とシュレッダー処理を開始するよう命令を出している。これは非常に珍しい、あるいは前例のない命令となっている。

 

米軍が20年かけて占領したこの国、そして戦争で荒廃したこの国を、最終的にはタリバンが再び支配することになるだろうということは誰もが十分に認識していたようだが、タリバンがこれほど電光石火の早さで再び支配すると予想した人はほとんどいなかった。タリバンは、すでにアフガニスタンの領土の3分の2を確実な支配下に置き、今では首都に進軍しようとしている。

 

そのため、サイゴン陥落の瞬間」が再び繰り返されようとする中、それを黙って見ているだけのバイデン政権は、一体何を考えているのか?と、当然多くの人が疑問を抱いている。

 

左派メディアAxios(アクシオス)のジョナサン・スワン記者は、8月14日(土曜)、バイデンは「アフガニスタンでの手痛い敗北」を受け入れることに備えており、「ポスト米国」のアフガニスタンの状況は想像以上に悪くなる可能性が高いと伝えている:

バイデン政権は、カブールの陥落とアフガニスタンにおける米国の外交的プレゼンスの後退に備えている。

 

バイデン大統領が約束した完全な部隊撤退の日である8月31日以降は、アメリカがアフガニスタンで永続的な外交的プレゼンスを得ることはないだろうと、バイデン大統領の側近たちは考えているようだ。

 

スワン記者の報道の中で最も衝撃的なのは、アメリカの外交官の建物や住居にイスラム教徒が押し寄せることに備えよ、とアメリカ国民に伝えている点だろう。

インテリジェンスを確保しようとし、米国政府関係者やアフガン支援者の安全を確保しようとする努力は行われているが、バイデンは、タリバンが(米国)大使館のあった場所を占領するという象徴的な敗北を覚悟しなければならない。

 

 ・その中には、大使公邸や、何世代にもわたって米軍や外交官、ジャーナリストが利用してきたランドマーク的なバー「Duck and Cover(意味:身をかがめ&防御)」も含まれている。

 

今後やってくる重大な瞬間:本来、米国の主権領域であるこの場所に掲揚されているアメリカ国旗が降ろされること。

(太字強調は原文のまま。)

 

おそらく今後数日から数週間のうちに、世界はアメリカ帝国の完全な後退と、深く象徴的な屈辱を目の当たりにすることになる。それは1979年のテヘランや1975年のサイゴンに匹敵する瞬間となるだろう。

 

1975年のサイゴン陥落

(1975年4月29日、ジアロン通り22番地で、エア・アメリカのヘリコプターにはしごをかけて避難する人々を助けるCIA職員。Photo via WikiPedia

 

* * *

 

チャイナは、早速、米軍が撤退した後のアフガニスタンで、タリバンが正当な支配者であることを認める用意があるとUS News and World Reportが伝えている

チャイナは、タリバンがカブールで欧米の支援を受けた政府を打倒することに成功した場合、タリバンをアフガニスタンの正当な支配者として認める用意があることがU.S. Newsの取材でわかった。

 

【訳】一方、チャイナはパキスタンに続き、アフガニスタンのタリバン支配を公式に認める最初の国になろうとしている。🙈

 

【訳】王毅の新しい友達。

 

【訳】#ロシアと#チャイナは、最大規模の合同軍事演習を開始した。次に何が起きるだろうか?🤔💪

BonaFidrをフォロー

執筆者

error: コンテンツは保護されています。