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オールドメディアが伝えない海外のニュース

WHO起源調査団の団長、チャイナ共産党から報告書に記す内容を命令されていたと認める——「感染者第1号は武漢ウイルス研究所の職員である可能性が高い」

ピーター・ベン・エンバレク氏(Photo via UNIDO)

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に関する世界保健機関(WHO)の起源調査チーム団長ピーター・ベン・エンバレク氏は、彼の調査チームが報告書に何を書くべきかをチャイナ政府が命令していたことを認めた。チャイナ政府は、報告書の中で研究所からの漏洩説に言及することは認めたが、それは追跡調査を推奨しないという条件付きであったことも同氏は認めた。

 

WHO調査団の団長を務めたデンマーク人のエンバレク氏は、感染者第1号はコロナウイルスの実験を行っていた武漢ウイルス研究所の職員であると信じているとコメントした後、このような明白な隠蔽行為を告白をしたと、ワシントン・ポスト紙が8月12日(木曜)に報じた(有料記事)。

 

最終的には「ヒューマンエラー」によってウイルスが人間に飛び移った可能性があるが、「チャイナの政治システムでは、当局がそれを認めることはできない」とエンバレク氏は指摘した

 

エンバレク氏は、「誰かが何かを隠したいと思うこともあるだろう」とコメントした

【訳】ワシントン・ポスト紙の報道によると、WHOの起源調査チームの団長は、ウイルスの起源に関する報告書にどのような可能性を含めるか、またどのような条件でそれを行うかについて、実質的にチャイナ当局から指示を受けていたと今になって語っている。

 

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また、WHOの団長は、研究者が現場で感染したということはーー「研究所からの漏洩」と「直接感染」が混在したものとしてーー「可能性が高い」カテゴリーに含まれると考えている。また、ヒューマンエラーがあった可能性もあるが、「チャイナの政治システムでは、当局がそれを認めることはできない」とも語った。

 

今年2月、本サイトでも伝えた通り、チャイナ共産党は、エコ・ヘルス・アライアンス(EcoHealth Alliance)代表のピーター・ダサック博士とともに、WHOの「調査」の方向性を誘導し、2月にわずか3時間の施設訪問をしただけで研究所からの漏洩説を否定していた。

 

また、チャイナはWHOによる再調査への協力を拒否しており、研究所からの漏洩説を調べようとすることは「科学に反する」と発表している。

 

* * *

 

エンバレク氏は、デンマークのテレビ番組でも、パンデミックの発生源は、フィールドワーク中にコウモリによって感染させられた人か、武漢にあるいずれかの研究所で感染した人である可能性が高いと語っている。

 

デンマークのTV 2 Newsは、エンバレク氏の次の発言を伝えている:

これは、ウイルスがコウモリから人間に直接飛び移る場合です。

 

その場合、感染したのは、コウモリと定期的に接触している村人や他の人などではなく、研究所の職員ということになります。そのため、それは実際、「可能性が高い」というカテゴリーに入ります

 

この調査報告書では、感染に関与したコウモリの種類であるキクガシラコウモリは武漢の研究所内にのみ生息しており、武漢の一般地域には自然に生息していないと記している。

 

さらにエンバレク氏は次のように語っている:

現場でサンプルを採取して感染した職員は、この「可能性が高い」仮説の一つに該当します。

 

WHOの現地調査団の団長を務めたエンバレク氏が行ったこの新たな評価は、当初、研究所から漏洩したことが起源である可能性は「極めて低い」としていたWHOの調査結果と矛盾している

【訳】ワオ!パンデミックの感染者第1号は研究所で感染した可能性があると、@WHO調査団長のピーター・ベン・エンバレク氏が語っている。

 

しかし、主流メディアはベン・エンバレク氏に次の質問をすることを怠っている:

 

▶︎ ベン・エンバレク氏が、当初チャイナ共産党からの圧力に屈した理由は何か?

 

▶︎ 現地調査から半年が経過した今になってチャイナ共産党からの命令があったと暴露する理由は何か?

 

エンバレク氏は、まだ全てを正直に語っていない。

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