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オールドメディアが伝えない海外のニュース

タリバン勢力が欧米への協力者の公開処刑を開始——アフガニスタン初の女性町長は「タリバンが私を殺しに来るのをここで待っている」と語る

アフガニスタン初の女性町長ザリファ・ガファリさん(中央)|2020年3月4日撮影|State Department photo by Freddie Everett/ Public Domain

アフガニスタンを制圧したタリバン勢力は、アメリカを支援してきた者たちへ「報復」を行うため、民家を一軒ずつ回っていると米FOXニュースや英The Sunの米国版など複数メディアが報じた。

 

【訳】FOXニュース:タリバンは、現在アメリカの協力者への「報復」をしようとドア・ツー・ドアで一軒ずつ訪問していると、信頼できる情報筋は語った。

 

【訳】タリバンの戦闘員がカブールで、ドア・ツー・ドアで一軒ずつ、政府職員、兵士、警察、外国政府やNGOで働いていたアフガニスタン人を探していると、数人の住民が教えてくれた。

 

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家族によると、連れ去られた人もいるそうだ。他のケースでは、家が捜索され、書類や武器が没収されている。タリバンは名前や住所も記録している。

 

The Sunは次のように報じている

タリバンによる恐怖支配が始まった。戦闘員は「殺害リスト」を持ってドア・ツー・ドアで一軒ずつ民家を訪ね、女性は残忍な新ルールの下で拷問や処刑に直面すると言われている。

 

実際、公開処刑がすでに行われているとの報道もある。

https://twitter.com/BabakTaghvaee/status/1426795528227000323

【訳】速報:タリバンが公開処刑を始めた。今日、#カンダハルのクリケットスタジアムで2人が処刑された。タリバンはまた、#アフガニスタン軍の司令官と高官の処刑を始めた。彼らはタリバンに降伏したにもかかわらず!

 

そしてアフガニスタン初の女性町長となったザリファ・ガファリ(Zarifa Ghafari)さん(27歳)は、タリバンが彼女を殺害しにやってくるのを「ただ待っている」と語った。マイダン・シャール(Maidan Sharh)という町の町長を務めてきたガファリさんは、「行くところはどこにもない」という理由から、国外に脱出しようとはしていないとiNewsに語っている

 

ガファリさんは次のように語っている:

私はここに座って彼らが来るのを待っています。私や私の家族を助けてくれる人は誰もいません。私は彼らと夫とただ一緒に座っているだけです。そして、彼らは私のような人を迎えに来て、私を殺すのです。私は家族を置いていけません。それに、そもそも私はどこに行けばいいのでしょうか?

 

ガファリさんが2018年の選挙で当選した際、女性初というだけでなく、アフガニスタンで最年少の町長になっていた。わずか3週間前のインタビューで、ガファリさんは彼女の国の将来について明るい展望を持っていると語っていた:

若い人たちは何が起きているかを知っています。彼らはソーシャルメディアを持っています。コミュニケーションをとっています。彼らは進歩と私たちの権利のために戦い続けると思います。この国には未来があると思っています。

 

彼女が町長に就任して以来、「彼女の命を奪おうとする未遂事件が複数回」起きたと報じられている

 

* * *

 

一方、再びアフガニスタンを制圧したタリバン勢力は、元政府関係者に対して「恩赦」を与えると西側メディアに対して発表し、さらに新政府の一部省庁で女性が限定的ではあるが役職に就くことも可能であると発表している。

 

フランスのFrance24は次のように伝えている:

女性はまた、シャリーア法(イスラム聖法)に対応した政府での役割を担うことも認められるだろうと、同グループ(タリバン勢力)は語っている。

 

The Sunも次のように伝えている:

サマンガニ(Samangani)は恩赦を発表する際、「あなた方は十分自信を持って日常生活を再開すべきだ」と語った。白い帽子をかぶった交通警察官が数日ぶりに街中に現れたように、このアドバイスを真摯に受け入れた人もいたようだ。

 

また、シャリーア法に基づいて、女性の政府への参加も認められると彼は語った。

 

「イスラム首長国は、女性を犠牲者にしたくない。彼女たちはシャリーア法に基づいて政府機構に参加すべきだ」と、アフガニスタンの過激派の言葉を使ってサマンガニは語った。

 

「政府の構造は完全には明らかになっていないが、経験に基づいて、完全なイスラム教指導者が就任すべきであり、そしてすべての立場の人々が参画するべきだ」と彼は付け加えた。

 

現在、ニューヨーク・タイムズ紙やガーディアン紙など左派主流メディアに登場する一部のアナリストは、今のタリバンは1990年代のタリバンとは異なり、より「穏健な」ものになると推測している。しかし、この新しい声明はプロパガンダの性質があることを指摘する報道もあり、外部の敵対勢力の干渉を受けずにタリバンが権力を握ることを目指すための目眩しであると懐疑的な意見もある。

 

【訳】我々の女性司会者が、タリバンのメディア・チーム・メンバーにインタビューしている様子をスタジオで生中継している @TOLOnews

#アフガニスタン

 

【訳】アフガニスタンのテレビ局で、女性司会者がタリバンの幹部にインタビューを行った。それは、カブールの現場の光景とは全く異なるものだった。カブールでは、タリバンの支配下で女性たちは自分たちの生活や将来への不安から家に閉じこもっていた。

 

しかし、タリバン勢力のプロパガンダ、そしてそれを疑いもせず垂れ流す左派主流メディアの「分析」に反して、アフガニスタンではタリバンによる恐怖支配がすでに始まっている。

 

国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、8月16日(月曜)、アフガニスタン全土で人権が著しく侵害されているという「背筋が凍るような」報告を受けていると述べている:

アフガニスタンの女性や少女に対する人権侵害が深刻化していることに、私は特に懸念を抱いている。

 

https://twitter.com/disclosetv/status/1427649701080403973?s=20

【訳】JUST IN – タリバンのスポークスマン:「我々の女性たちはイスラム教徒であり、シャリーア法の下で生活することを喜ぶだろう」。

 

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タリバンのスポークスマン:「メディアは#アフガニスタンで活動を続けることができるが、放送はイスラムの価値観や国益に反するものであってはならない」。

 

https://twitter.com/disclosetv/status/1427659962759720960?s=20

【訳】昨日のバイデンとは違い、 タリバンのスポークスマン、ムジャヒッドは、スピーチの後、多くの質問を受けた。

 

西側の一部左派主流メディアは、タリバン政権が「穏健な」ものになると推測しているが、新タリバン首長国で世界が再び目にするのは、こうした悲惨な光景になる可能性が高い。

https://twitter.com/fadihussein8/status/1427297266612654083?s=20

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