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カブール空港で英軍と米軍が対立:カブール市内まで救助活動を行う英国特殊部隊と、空港内に止まる米軍の間に軋轢

カブール空港で英軍と米軍が対立:カブール市内まで救助活動を行う英国特殊部隊と、空港内に止まる米軍の間に軋轢

カブール空港でアフガン人に銃口を向ける米兵(Photo by Wakil KOHSAR / AFP)

カブール空港では英軍と米軍が互いに不満を抱いているという情報が浮上している。英国軍の司令官がカブール市内への救助活動を指揮しているのに対し、アメリカ軍の司令官は取り残されたアメリカ人を放置してじっとしているという戦略の違いが対立の原因と見られる。

 

カブールの市街地で身動きが取れなくなっている数千人のアメリカ人は、米国大使館から、空港に移動する場合の身の安全は保証できないという忠告を受けている。また、たとえ空港にたどり着けたとしても脱出機に乗れない可能性があるという忠告も受けている。

 

一方、英国政府は、カブールにいる約4000人の自国民を救出するために900人の精鋭パラシュート部隊を派遣した。英国の兵士たちにはタリバンとの対面戦闘を想定するように伝えているという。

 

情報筋によると、米軍司令部は英軍がカブールの中心部に入ることに不満を持っており、撤退協定を危険にさらすことになると主張しているという。しかしタリバンが民家を一軒ずつまわり、取り残されたアメリカ国民が人質になる危険にさらされている今、米軍司令部の懸念は間が抜けていると言わざるを得ない。

 

また、英国軍は、タリバンから必死に逃れようとするアフガン人に対する米軍の扱いに憤りを感じているという。

 

しかし、米軍の兵士たちは、英国軍と一緒に救助活動をすることを許さない上層部に腹を立てているとも言われている。

 

元議会スタッフから記者に転身したマシュー・ラッセル氏は、カブールの情報筋から得た情報をもとに、こうした英米軍の軋轢について現在の状況を詳しく伝えている

 

また、英軍の一部は米軍を監視する任務に就いていると指摘する人もいる。6000人の米軍がいなくなれば、英軍は簡単にタリバン勢力に圧倒されてしまうため、米軍が突然撤退する場合に備えて監視しているという。

【訳】アフガニスタンのカブール空港では米英軍の間で事態が悪化しており、(英国の)第2空挺団は米軍の急な離脱に備えて監視する任務を与えられている。

 

第2空挺団の指揮官は、(米国の)第82空挺団の指揮官と大声で口論をした。

 

(英国の)空挺団は、米軍によるアフガン人の扱いに非常に不満を持っている。

 

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英国大使が(カブールの)職場に留まりビザの発給手続きをしているというニュースの後、空挺団に関するこのニュースは、#英国の最高の人間たちが#カブールにいることを示している。

#afghanistan

(原文の大文字強調を太字で表示。)

 

一方、バイデン政権の国務省は、ポンペオ前国務長官が導入した撤退計画を今年6月に破棄していたと報じられている。国務省の高官たちは、8月19日(木曜)、アントニー・ブリンケン国務長官が前任者によって編成された特別避難部隊を「一時中止」した理由について質問されたが、コメントを避けた報じられている

【訳】興味深い。控えめに言っても恥ずかしいタイミングだ。「バイデン政権の国務省は、6月に緊急時の海外駐在米国民の保護と避難を監督するプログラムを中止した。これはちょうど#タリバンが#アフガニスタンを奪還していた頃である」。

 

(引用ツイート)

大速報:バイデン政権の国務省は、タリバンがアフガンを制圧するわずか数ヶ月前にトランプ政権時代の危機対応局を廃止していた — カブールで今起きているような海外での緊急事態の際に、ロジスティクスを調整するための機関だった。

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