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デンマークはCOVID-19感染症を分類変更:全ての新型コロナ規制を9月10日に撤廃

デンマークFCミッティラン|2017年12月11日撮影|Photo via Flickr

デンマークでは、9月10日に新型コロナ(COVID-19感染症)を「社会にとって重大な脅威となる病気」と分類することをやめ、残存するすべてのパンデミック特別規制が失効する地元メディアが8月27日(金曜)に報じた。デンマークのマグナス・ホイニッケ保健相は、金曜朝に発表したプレスリリースの中で、デンマークでは特に弱者へのワクチン接種が盛んに行われており、ウイルスがもたらすリスクは根本的に変化していると述べている。

 

ホイニッケ保健相はプレスリリースの中で次のように発表している:

このエピデミック(流行病)は現在コントロールされており、私たちは過去最高のワクチン接種率を記録している。これを受けて、9月10日、私たちはCOVID-19感染症との戦いのために導入しなければならなかった特別なルールの一部を取りやめることが可能となっている。

 

昨年3月10日にデンマーク議会のエピデミック委員会は、COVID-19を「社会的に重要な病気」と分類する行政命令を可決した。その行政命令の有効期限が9月10日となっている。

 

自由党を中心とする中道右派の連合「ブルー・ブロック」の各党は、すでに「COVID-19はもはや社会に対する深刻な脅威に分類されるべきではない」との見解を示している。ホイニッケ保健相の発表は、与党の社会民主党がエピデミック委員会の他の党とこの問題について議論する予定の約1時間前に行われた。

 

自由党の同委員会メンバーであるソフィー・ローデ(Sophie Løhde)氏は、「社会民主党の政府は、自分たちが少数派であることを理解すると、エピデミック委員会の会議が始まるわずか45分前に、より良いアイデアを出してくる」と皮肉混じりにツイートしている:

【訳】社会民主党の政府は、自分たちが少数派であることを理解すると、エピデミック委員会の会議が始まるわずか45分前に、より良いアイデアを出してくる。どうもありがとう。#dkpol

 

9月1日にはさまざまな規制が撤廃されることが決まっている。特に目立ったものでは、レストランやバーで着席して食事をする際、有効なコロナパスの提示を義務付ける規制や、ディスコやナイトクラブの営業禁止などが撤廃される。

 

8月27日(金曜)に行われた発表は、9月1日にナイトクラブの営業が再開されてから10日後には、客はコロナパスの提示が不要になることを意味している。また、9月10日からは、サッカーのスーペルリーガの試合を観戦する人や、2,000人以上が参加する屋外イベントに参加する人は、コロナパスが不要になることも意味している。

 

ただし、このCOVID-19感染症の分類変更は、10月に期限切れとなる別の関係者間協定で定められているデンマークへの渡航規則には影響しないと、保健省の広報担当者は述べている。

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