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CIAが出資している暗号化通信アプリ『Wickr』をアマゾン社が買収——エドワード・スノーデン氏はこのアプリは「ゴミ箱行き」とツイート

Screenshot via wickr.com

【この記事の短縮URL】 https://bonafidr.com/BDc95 (『https://』は省略可能です)

1999年、CIAは、米国の諜報機関の能力向上に焦点を絞った、ハイテク新興企業への投資を行う非営利投資会社In-Q-Telを設立した。このファンドは、非常に早い段階でグ-グルやパランティア(Palantir)に出資したことで知られているが、新たに、暗号化された通信アプリであるWickrに160万ドル以上を出資しているとViceが10月12日(火曜)に報じた。

 

In-Q-Telが2020年3月締めの会計年度に提出した「フォーム990」には、外部の契約者に支払われた報酬が詳細に記載されており、Wickrへの160万ドルの支払いについても言及されている。ただしそれが投資なのか発注なのかは説明されていない。

 

しかし、このフォームを詳細に見てみると、1箇所にこう記されている:

In-Q-Tel(IQT)の戦略的なアジャイル・モデルの特徴は、その開発努力(ワークプログラムとして知られる)にあるーーこの開発努力では、政府の特定の要求に合わせて企業の技術を調整するためにそのスタートアップ企業とIQTは協力し、そのワークプログラムに向けて資金を投入する。

 

ViceのMotherboardは、In-Q-Telのマーケティング・コミュニケーション担当上級副社長のキャリー・セッシン氏に質問を行っており、次の回答を得ている:

In-Q-Telは、毎年50件以上の投資を行っており、多くの実績を生んでいる戦略的インベスターです。当社のウェブサイトには、投資先のポートフォリオ企業の大半が掲載されています。公表されていない企業も常にありますが、これは投資コミュニティでは一般的な慣行です。In-Q-Telは、CIA、FBI、NSA、NGA、NRO、DHS(特に税関・国境警備局)、DIA、空軍など、国家安全保障に関わる複数の政府機関にサービスを提供しています。

 

Wickrに対する投資情報は、In-Q-Telのホームページで公開されている投資ポートフォリオに含まれていない。

 

そして今年6月、アマゾン ウェブサービス(AWS)がWickrを買収したと発表している。アマゾン社は、CIAからクラウドサービス契約を受注していることが広く知られている。また、アメリカのスパイ機関の一つで、エドワード・スノーデン氏の古巣であるNSAの元局長が、アマゾン社の取締役に就任したことはここで紹介した

 

In-Q-Telと暗号化通信アプリWickrについては、金銭的なものだけではない深い協力関係が指摘されている。

【訳】興味深いのは、CIAがWickrに160万ドルを投資していたことだ。Wickrは、組織的な犯罪グループがANOM(*)の電話機にホワイトラベルを貼って(信用して)使用していた暗号化通信ソフトウェア。(ANOMは)後に米国の法執行機関が行ったおとり捜査であることが判明している。

 

(*)【ANOMとは?】

ANOMとは、2018年~2021年にかけて実施された複数の国の法執行機関による共同作戦であり、安全であるはずのスマートフォン向けメッセージングアプリ「ANOM」で送信された数百万通のメッセージを傍受した。「ANOM」は犯罪者たちに広く使われていたが、安全な通信を提供するどころか、実は米国連邦捜査局(FBI)やオーストラリア連邦警察(AFP)が秘密裏に配布していた「トロイの木馬」であり、すべての通信を監視することが可能であった。

出典

 

そしてCIAが暗号化通信アプリ『Wickr』に出資しているというViceの報道に対して、エドワード・スノーデン氏は次のようにコメントを投稿している。

【訳】ゴミ箱行き

 

+++

 

いや、僕はWickrを使わない。重要なのは、2021年にもなる現在、次のような場合には安全なアプリを提供しているとは信用できないということだ:

 

a) CIAから資金を受け取っている

 

b) 文字通りCIAに取締役会の席を与えている

 

俺をからかっているのか?(冗談はよしてくれ。)

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