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中国政府が嘘の発表:「香港の大規模デモは犯人引き渡し条例改正を支持したもの」と外交部が発表

China's Foreign Ministry

日本でも大々的に報じられた香港の大規模デモだが、中国共産党・外交部の報道官が、今週、そのデモを真っ向から否定する虚偽の内容を発表した。中国政府の外交部報道官が、顔色一つ変えずに嘘を発表する動画がインターネット上で拡散され、アメリカ国内でも非難されている。

この動画で、中国外交部報道官は次のように発表している:

「私が知る限り、80万人以上の香港市民が逃亡犯条例に賛成するためデモに参加した。このことは、香港の主流派の世論がこの法改正の動きを支持していることを詳しく説明していると考える」

これがツイッターで拡散されている動画:

 

しかし、実際は200万人以上が参加したと言われる香港の大規模デモでは、中国本土に犯人を引き渡すことを合法化する「逃亡犯条例」に反対している。この大規模デモにより、香港政府のトップである林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、会見を開き、法改正の審議延期を発表している。

先週、中国政府・外交部の王毅(おうき)外相(外交部長)は、香港の大規模デモを「外国勢力による画策」だとし、西欧勢力による「黒い手」が大規模デモにより「問題を拡大」させようとしていると非難している

中国政府・外交部は、香港の大規模デモを外国勢力による画策だと言いながら、あれは逃亡犯条例を支持したデモだと言い、発言内容が全く定まっていない。

中国政府の発表内容は全く信用できないということを、中国政府は自ら世界に知らしめている。

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