ウクライナの国会議員が頭部に銃弾を受け死亡
ウクライナの国会議員であるヴァレリー・ダヴィデンコ(Valery Davydenko)氏が、事務所のトイレで頭部に銃弾を受けて死亡しているのが発見された。イルヤ・キヴァ(Ilya Kiva)議員が自身のフェースブックにこのニュースを投稿し、地元のメディアもこれを確認している。英語メディアではロイターがこのニュースを報じている。
イルヤ・キヴァ議員は投稿したメッセージの中で次のように記している:
ヴァレリー・ダヴィデンコ議員の体は銃弾により負傷しており、その遺体は彼の事務所で発見された。現場はまだ捜査中である。
ウクライナの報道機関である”UKRAINSKA Pravda”(ウクライナの真実)によると、武器は彼の遺体のそばで発見されたという:
「ヴァレリー・ダヴィデンコ議員の遺体は、同氏の事務所にあるトイレで発見された。死因は頭部に受けた銃弾である。警察による捜査チームが今も現場を調べている。警察と検察は、この悲劇についてありとあらゆる可能性を調べるつもりである」とアントン・ヘラシュチェンコ内務副大臣は語った。
死亡したダヴィデンコ議員は、複数の汚職事件で被告人となっていた。その汚職事件の一つには、ウクライナの農業基金から資金横領がある。2014年2月、ダヴィデンコ氏とボリス・プリコドコ(Borys Prykhodko)氏(ダヴィデンコ氏と同じドヴィラ派の議員)は、プリコドコ氏がウクライナの中央銀行にあたるウクライナ国立銀行で第一副総裁だった際、7500万米ドルを横領した罪で告訴された。
ダヴィデンコ議員が死亡したニュースが報じられると、元ウクライナ人民代議員であるイホール・モジチャック(Ihor Mosiychuk)氏は、プリコドコ氏を即逮捕するよう要求している。モジチャック氏は、プリコドコ氏が「農業基金からの横領事件の共犯者である」と語っている。
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