Twitter社、トランプ大統領の再選を阻止するため利用規約を変更か?
先週木曜、Twitter社は声明を発表し、新たな利用規約に違反したツイートは、アルゴリズムによって「ランク・ダウン」させると発表した。(同声明の日本語版は、7月1日に発表されている。)これはトランプ大統領のツイートを狙い撃ちしたような新ルールであると指摘されている。
以下はTwitter社が発表した新ルールについての説明の一部:
たとえTwitterルールに違反するツイートであっても、公共の利益に照らして閲覧を認める場合があります。稀ではあるものの、こうしたケースが起こったときは、対象ツイート上に告知を表示し、利用者はその告知をクリックもしくはタップしなければ、対象ツイートが見られないようにすることにより、前後の文脈の関係をわかるようにし、透明性を高めることにしました。また、そのツイートがアルゴリズムによって上位に掲載されないよう、表現の自由も守ることと説明責任が果たされることとの適切なバランスを取り、こうしたツイートが何らかのダメージを生じさせる可能性を抑えました。
(ボールド強調は筆者)
表示される告知
(画像:Twitter社の発表より)
告知の適用対象者
Twitterがこの告知の適用を検討するのは、以下のすべての基準を満たすアカウントに対してのみです。
●政府職員もしくはその代理、公職の立候補者または官職にあるとみなされていること(例えば、次期就任予定者、承認待ちもしくは然るべき地位の後任に指名された人)
●フォロワー数が10万以上のアカウントであること
●Twitterの認証済みアカウントであること
フォロワー数の多い政治家や政府職員を限定に対象としたこの新たな規制は、トランプ大統領を狙い撃ちにしたものであると指摘する声が上がっている。
I’m sure @Twitter will apply this fairly across the board & won’t use it to target conservatives. 🙄🙄🙄
— Andrew Surabian (@Surabees) June 27, 2019
Big Tech is so determined to stop @realDonaldTrump‘s reelection that they’re willing to kill what made their platforms popular in the first place (free speech!) to stop him. https://t.co/MiKFN8wak9
(訳)もちろん、@Twitter は、このルールを公正に幅広く適用して、保守派の人たちをターゲットに適用しないですよね。🙄🙄🙄
巨大IT企業は、トランプ大統領の再選を阻止するために相当意気込んでいて、そもそも彼らのプラットフォームを人気にしたこと(言論の自由!)を犠牲にしてでも彼を止めようとしている。
日本でも、百田尚樹氏(@hyakutanaoki)などが、彼のツイッターが見えにくい状況にあることを訴えている。
見られないケースの場合、「不適切な表現があるので、表示できません」という文字が出るそうです。何が不適切なのかわかりません。
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) April 19, 2017
Twitter社が、密かに保守派の言論を「シャドー・バン(shadow-ban)」していることは、アメリカでも数多く指摘され非難されている。
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