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ヒラリー・クリントンが2020年大統領選挙に出馬?:予想サイトPredictItで3位に急浮上

Hillary Clinton

2020年の大統領選挙には民主党から20名以上が立候補する混戦状態となっているが、そのトップを走ってきたバイデン元副大統領にウクライナと中国が絡んだ汚職疑惑が浮上し、彼の人気に陰りが見え始めた。誰が民主党の代表選を勝ち取るのかを賭けの対象にした予想サイトPredictItで、ヒラリー・クリントンが第3位に急浮上している。1位はエリザベス・ウォーレン議員、2位はバイデン元副大統領。

 

(Source: PredictIt)

 

奇しくも先週、トランプの首席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏が、Fox Businessに出演、「彼女は出馬する。彼女は、どのようにすれば選挙戦に途中参加できるか様子を伺っている」とコメントしていた。

 

(Source: PredictIt)

 

上のグラフで赤い折れ線が、ヒラリー・クリントンが民主党の代表選で選ばれると予想するオッズ。

 

2番目に人気であるバイデン元副大統領の当選予想(濃い青線)が下がるにつれて、ヒラリー・クリントンの人気が上昇しているのがわかる。

 

一方、エリザベス・ウォーレン議員は、彼女の過去に関する発言にまた虚偽があったことが明るみになっている。彼女は、「妊娠していることが見た目に明らかになった」という理由で、教職の仕事から過去に解雇されたことがあると発言していた。しかし、動画や証拠となる文書が報じられ、その発言が虚偽であったことが判明し批判を浴びている。(以前、自分はアメリカン・インディアンだと発言を行なったことでも批判を浴びていた。)

 

今週月曜、Rasmussenが発表した世論調査によると、ヒラリーとトランプが再び大統領選挙で戦った場合、「接戦」であるという結果となっている。ただし、この世論調査に回答した71%の人々が、彼女は出馬すべきではないと回答している。

 

しかしこのような意見が台頭しているのも事実だ:

 

https://twitter.com/MichaelBerrySho/status/1181321112250175490

【訳】ヒラリーはバーニーよりも健康(*)であり、バイデンほど金融取引で私腹を肥やしていないし(**)、ウォーレンほど嘘つきではない。拡散希望。ヒラリーは出馬しなければいけない。

 

(*)バーニー・サンダース議員は、先週、心臓発作を起こして緊急手術を行なっている。

(**)この主張は甚だ疑わしく、これと反する証拠がいくつも報じられている。

 

* * *

 

今週火曜、トランプ大統領は早速この「噂話」に飛びつき、ツイートを行なっている。

 

【訳】不誠実で心の曲がったヒラリー・クリントンは、極左のエリザベス・ウォーレンからその座を奪うためにレースに出馬するべきだと思う。ただし1つの条件がある。不誠実で心の曲がった者は、彼女が犯した重罪及び軽犯罪について全てを説明しなければいけない。それには、なぜ、どのようにして、彼女は召喚状を受けたにも関わらず3万3000件のメールを削除したのかも含まれる。

 

 

今年3月、ニューヨークの番組News 12で、ヒラリー・クリントン氏は出馬を完全に否定している

 

しかし雑誌Vannity Fairは次のように報じている

 

もちろんクリントンは2020年の選挙に興味はないと完全否定している。彼女が現在行なっているPRツアーは、彼女が娘チェルシーと共著で今月出版した書籍のプロモーション活動がその目的だ。しかし、バノンにとって、ヒラリー・クリントンがPRツアーを行なっていることは、彼女が大統領選挙のプライマリーに向けて有利な立場を手に入れようとする明らかなサインだと見ている。「ヒラリー・クリントンは、あらゆることを行なっている。今週は書籍(のPRのために)ミーティングに参加し・・・彼女は(トランプは)違法に就任した大統領、不法大統領だと言い・・・彼は明白に現存する危機だと発言している」と彼は語っている。

 

ヒラリーによる3度目の大統領選出馬がどれほど現実味があるのかは不確定である。しかし、このような噂話が出る原因は、民主党から20名以上立候補している候補者たちが、どれも極左に偏っていることや、唯一のホープとされるバイデン元副大統領に深刻な汚職スキャンダルが発生していることがある。このままではトランプ大統領再選の可能性が高まっていると危機感を抱く民主党陣営が、選挙が行われる前にトランプを大統領の座から引きずり降ろそうと無理筋な弾劾手続きを開始したり、ヒラリーの再出馬を期待していると言えそうだ。

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