全米50州の州別最大雇用主マップ:小売業が8ヶ月連続で雇用件数を大幅削減
全米ではますます「アマゾン化」が進んでいる。オンライン・ショップの躍進により、従来の大型小売店がビジネス転換に迫られている。ウォルマートのような大型小売店や有料会員制の倉庫型量販店は、アマゾンに対抗するために急速に自動化を進めており、この12ヶ月間で4万2000人分の雇用を削減した。
先週金曜、米労働統計局(BLS)は、小売業界では1万1400人分の雇用が失われたと発表した。これにより、全米では8ヶ月連続で雇用が失われた。
小売業界は、全米で4番目に雇用者数が多い産業である。上位3位は、それぞれ教育、医療、そして専門&ビジネス・サービス産業となっている。
また、アメリカの小売業界を代表するウォルマートは、世界最大の民間雇用主であるだけではなく、全米の多くの州で最大の雇用主となっている。
以下は全米の各州における最大の雇用主を示したもの。小売業界が大幅な雇用者数の削減を続けているということは、特に青色(ウォルマートが州最大の雇用主)の州で雇用環境が急速に悪化していることを意味している。
BonaFidrをフォロー