米・連邦最高裁は2020年選挙結果に救済を求める2件の訴訟を棄却——シドニー・パウウェル弁護士がウィスコンシン州とアリゾナ州で起こした訴訟
3月1日(月曜)、アメリカ連邦最高裁判所は、2020年の大統領選挙について救済を申し立てた2件の訴訟を棄却した。連邦最高裁判所は、棄却理由について一切のコメントを発表しなかった。この日棄却された申し立ては、シドニー・パウウェル弁護士がウィスコンシン州とアリゾナ州でそれぞれ起こした2件の訴訟。エポックタイムス(英語版)など複数メディアが報じた。
連邦最高裁は、「職務執行令状の申し立ては棄却された」と発表した。
パウウェル弁護士が提出した職務執行令状の申し立ての一つには、次のように記されていた:
当法廷(連邦最高裁)に直接、特別の職務執行令状を申請することは異例であるが、そうする根拠がある。このような救済は稀であるが、当法廷は、「公共の重要性に関わる問題がある場合、またはその問題が、当法廷でそのような措置を取ることが特別に適切であるような性質のものである場合」、このような救済を与えることができる。
パウウェル弁護士は、連邦最高裁による棄却が発表されたことについて、自身のテレグラムでまだコメントを発表していない。
この前日、フロリダ州オーランドで開かれているCPACで基調講演を行ったトランプ前大統領は、連邦最高裁判所が「操作された選挙」を覆す「勇気」がなかったと非難していた。そして、連邦最高裁は選挙不正について調べる勇気を持つべきだったが、彼らが合衆国憲法を裏切ったというのは明らかだと語った。
The crowd at @CPAC cheers "YOU WON" after Trump says "this election was rigged, and the Supreme Court and other courts didn't want to do anything about it." pic.twitter.com/AflpKcjcz9
— Washington Examiner (@dcexaminer) February 28, 2021
【訳】トランプが「この選挙では不正が行われた。そして連邦最高裁や他の裁判所は、それについて何もアクションを起こすことを望まなかった」と語った後、CPACの群衆は「あなたが勝っていた」と声援を送った。
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