トランプ前大統領が声明を発表:バイデン政権の国境管理が危機的状況に陥っていることについて——直近4カ月間で国境に押し寄た不法移民の数は過去3年間の合計を超える勢い
メキシコと接するアメリカの南側国境に大量の移民が押し寄せるという危機的な状況について、トランプ前大統領が3月9日(火曜)、声明を発表した。
【訳】―2021年3月9日―
アメリカ合衆国第45代大統領、ドナルド・J・トランプによる声明
私が大統領だった時、南側の国境は素晴らしい状態だった——以前よりも強固で、安心、そしてより安全だった。私たちは、「キャッチ・アンド・リリース」政策を終了させ、亡命支援詐欺をシャットダウンし、悪質な密入国あっせん業者、麻薬の売人、そして人身売買業者を壊滅的状況に追いやった。壁は、恐ろしいほどの民主党による遅延工作にもかかわらず、現時点までに簡単に完成することができていただろうし、見事に機能してただろう。私たちの国は、南側の国境で破壊されつつある。見るに耐えないことだ!
そしてこの声明が発表されたのと同じ日、バイデン政権で国土安全保障省(DHS)の長官を務めるアレハンドロ・マヨルカス氏は、大量に押し寄せてくる移民に対処する人手が足りないことを認め、国土安全保障省の職員たちにボランティアとして現地支援を行うよう要請した。先週、マヨルカス長官は、国境で危機など起きていないと語っていたが、状況が悪化するに伴い、自らの発言の誤りを認めた格好となっている。
マヨルカ長官がDHSの職員に宛てて送ったメール(以下)を、FOXニュースが入手して報じている:
税関・国境警備局(CBP)は南側国境で移民の急増に直面していることを受け、本日、私は彼らを支援するために(DHSの)ボランティア軍を発動した。
貴方も、圧倒的な数の移民が南側国境沿いでこの国に入国しようとしていることに関するニュースを見たことがあるだろう。バイデン大統領と私は、我々の国家が安全で秩序があり、人道的な移民制度を確保することを約束する一方で、他の重要なDHSのミッション全てのバランスを取り続けることを約束する。
一方、税関・国境警備局(CBP)のアリゾナ州ツーソン署で暫定署長を務めるジョン・モドリン氏は、メキシコとの国境に押し寄せる不法移民の数が、過去3年間の合計をすでに超える勢いであると警告を発表した。
ジョン・モドリン暫定署長は、独立ジャーナリストのシェリル・アトキンソン氏に次のように語った:
今年の会計年度(*)の最初の4カ月間で、すでに超えた。2018年の1年間の合計をすでに超えた。今のスピードで流入が続けば、今会計年度が終わるまでに、2018年、2019年、2020年の人数を合わせた数を超えるだろう。
(*アメリカ政府の会計年度は毎年10月に始まる。)
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