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パンデミック中に生まれた幼児のIQスコアが平均22ポイントも低下——米ブラウン大学の研究

資料写真(PHOTOS BY JOSE NARANJO via Flickr)

米国ブラウン大学の研究者たちが行った新たな研究で、パンデミック中に生まれた幼児のIQスコアの平均値が22ポイントも低下し、言語能力、運動能力、認知能力のすべてがロックダウンの影響を受けていることがわかった。英国のガーディアン紙が8月12日(木曜)に報じた。

 

ガーディアン紙は次のように伝えている:

家庭での刺激が少なく、外界との交流も少なかった「パンデミック時代」の子どもたちは、認知機能の発達を評価するテストのスコアが驚くほど低かった。

 

ブラウン大学の研究者たちが行ったこの研究は、2020年3月にロックダウンが始まる前後に生まれた672人の子どもを対象としている。そのうち188人は2020年7月以降に生まれ、308人は2019年1月までに生まれている。176人は2019年1月~2020年3月までに生まれた。

 

同研究は、次のように記している:

パンデミック前の10年間、生後3カ月~3歳までの子どもたちの標準的テストによるIQスコアの平均値は100前後だったが、パンデミック中に生まれた子どもたちのIQスコアは78にまで落ち込んだ。

 

研究者たちは、認知機能に障害が生じた主な理由は、家庭での刺激や外界との交流の不足であると結論づけている。

 

研究主幹のショーン・デオニ氏は、「軌道修正する能力は、年齢が上がるほど小さくなる」と言い、幼児期における著しいIQの低下は、思春期から大人になっても影響を及ぼす可能性が高いと考えられるという。

 

幼児期の発達を阻害したこれらの要因は、乳幼児を他の子どもたちから遠ざけるロックダウン措置やマスクの義務化によって悪化したと、マイケル・カーゾン氏は指摘している

ロックダウンが実施された過去1年は、赤ちゃんが高齢の親戚やその他の親戚に会ったり、公園や親の友人の子供たちと社会的な交流をしたり、屋内の公共スペースで地元の人々がかぶる仮面(建前)の裏にある顔の表情を研究したりすることを政府が妨げてきた。この間に生まれた子供たちは、それ以前に生まれた子供たちに比べて、言語能力、運動能力、認知能力が著しく低下していることが、米国の新しい研究で明らかになった。早期学習、言語発達、非言語発達に関するテストでは、いずれもロックダウン前の数年間に比べてはるかに劣る結果となった。

(太字強調はBonaFidr)

 

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのSirテレンス・スティーブンソン教授は、乳幼児のIQスコア低下の主な要因は、仕事と育児の両立が困難な親のストレスが影響していると考えられるとガーディアン紙に語っている。

 

この研究は米国の中でも比較的裕福な地域である東海岸のロードアイランド州で行われ、主に白人の子供たちを対象としている。

 

社会経済的に恵まれていない貧困層の子どもたち、そのほとんどは非白人は、さらに大幅にIQスコアが悪化していると考えられる。実際、今回の研究でも社会経済的に比較的恵まれていない幼児たちのテスト結果は、それ以外の幼児たちよりも低いという結果を研究者たちは発見している。

 

しかし、人種差別や社会的格差に反対するという「看板」を掲げる民主党のバイデン政権や、BLMを応援する左派メディア、そしてDr.ファウチなどの公衆衛生当局者たちは、強権的なロックダウンをこれまでずっと支持してきており、それが子供たちにもたらす悪影響について気にするどころか無視し続けている。

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